やっと訪れた平穏
数分後、まいは案の定、怒涛の長文を返してきました。
「えー!みどり、そんなに怒ってるの?だって家って片付いてた方が運気が上がるし、物も探しやすいでしょ?みどりを思ってやったことなのにそんなに言われたら悲しいな~。そんなに怒らないで、今度さ…」
まいのメッセージは、一方的な自己弁護と私への攻撃に満ちていました。私はそれを読むのを途中でやめ、まいをブロックしてスマホを机に置きました。まいは今も自分が正しいと思っているようです。自分のプライドと「善意」に酔っていて、自分が他人に迷惑をかけていることなんて、微塵も考えていないでしょう。
出禁にしてから、まいは何度か別の手段で連絡をしてきましたが、私はそれらの返信をどんどん遅らせるようにしました。スタンプだけで返す、既読スルーする。徐々に、連絡の回数は減ってきています。そして、あの事件から2週間が経ちました。
その日は、淳と二人、いつものように朝のコーヒーを飲みながら、ベランダで一服。煙草の煙が、なんだか清々しい空気のように感じられました。
「ああ、久しぶりにリラックスできた気がする…」
私は、心の中でそう呟きました。自分の家で、自分の好きなように過ごす。当たり前の日常が、これほどまでに尊いものだったなんて。私の家は、ようやく、私と淳だけの、安らげる場所に戻ったのです。もう自分の家に、価値観を押し付ける人は招きたくない。今は強くそう思っています。
あとがき:防波堤としての「決断」
長きにわたりみどりを苦しめた問題は、夫・淳の「出禁だ」という毅然とした決断によって終止符が打たれます。友人との関係を壊す勇気が必要でしたが、みどりの平穏を守るためにはやむを得ない選択でした。
大切なのは、理不尽な関係から自分を守ることです。最後に、夫婦二人で一服するシーンは、当たり前の日常が、どれほどかけがえのない安らぎであったかを強く感じさせてくれます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

