食中毒にも注意! 停電時に冷蔵庫の中の食品廃棄を判断するライン
停電が発生した際には、特に食中毒リスクが高まります。そのため、食品の管理や適切なタイミングでの廃棄が必要です。
冷蔵庫内の場合は、一般的に停電後2~3時間は冷気を保つことができますが、4時間を超えると庫内温度が上がってくるため、傷みやすい食品は廃棄を検討するラインとなります。
中でも、肉・魚・乳製品などの生鮮食品は品質維持が難しくなるため、冷やすことができない時間が続く場合は、廃棄が必要になります。クーラーバッグと氷または保冷剤がある場合は、冷蔵庫内の生鮮食品をクーラーバッグに入れ、5℃以下で管理することで長持ちさせることもできます。
ちなみに保冷バッグは、アウトドアメーカーや釣り具メーカーのものが保冷力に優れていておすすめです。また、冷凍庫に2Lのペットボトルを1本凍らせておき、クーラーバッグに入れれば、水が漏れることなく中を冷やせます。溶けたら飲み水として使うこともできます。
冷凍庫の場合
一方、冷凍庫については扉を閉めた状態で、半分程度入っている場合は24時間、ぎっしり詰まっている場合は48時間ほど保冷効果が持続されます。
冷凍庫内が5℃以下に保たれている場合、食品は安全だと考えられますが、そうでない場合や解凍されて常温に近づいた場合は廃棄を検討するラインとなります。
冷蔵庫や冷凍庫の中の温度を上げないためには、扉の開け閉めをできるだけ少なくすることが重要です。停電時においては、冷蔵庫の中の傷みやすい物から食べ、火を通して食べられるものは早めに調理することも大切です。
停電復旧後の確認ポイント
停電復旧後は、二次被害を防ぐためにいくつか確認しておきたいポイントがあります。
こちらは、停電復旧後の確認ポイントです。
他にも、家電によっては設定がリセットされている可能性があるため、必要に応じて再設定を行います。
