夏の停電時の暑さ対策
停電が発生して冷蔵庫や冷凍庫の冷却機能が失われると、庫内の冷却グッズが使えなくなり、冷たい飲み物も補給できなくなるため体温を下げることが難しくなります。
暑い時期に停電が発生した時は、熱中症のリスクをできるだけ下げる行動や対策が必要です。
水分を補給する
まずは水分を補給することが大切です。コーヒーやお茶のように利尿作用が高い飲料はできるだけ避けて、水やスポーツドリンクなどを補給しましょう。
また、汗をかくと大量の塩分が体外に放出されます。体内の塩分濃度が低くなると体温調整機能が正常に働かなくなるので、塩飴や少量の塩も合わせて摂取しましょう。
体の熱を冷ます
体の熱を体外に排出するための対策も必要となります。冷凍庫に保冷剤や氷が残っている場合は、タオルなどで巻いて太い血管がある首に当ててください。
保冷剤がない場合は、タオルを水で濡らして首に巻きましょう。体を濡らすと、その水分が蒸発するときに体の熱を下げられます(気化熱の原理)。また、水風呂に入って体を冷やすこともおすすめです。
そのほか、車のエアコンで体を冷やすのも効果的です。
暑い時期に停電が発生すると、暑さを避けるために車を使う人が増え、ガソリンスタンドが混雑することがあります。慌てずに給油するためにも、普段からガソリンが半分から3分の2くらいになったら給油する習慣をつけておきましょう。
