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地球を守るヒーローたちがパン屋でお買い物?幼い双子による“小さな気遣い”に「ほっこり」【漫画】

地球を守るヒーローたちがパン屋でお買い物?幼い双子による“小さな気遣い”に「ほっこり」【漫画】

“パンを取る係”をレッドに任せた後の空の様子
“パンを取る係”をレッドに任せた後の空の様子 / ©Yuu Morikawa/SQUARE ENIX

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2024年1月にアニメ化もされた『休日のわるものさん』の原作者である森川侑さんに注目し、以前X(旧Twitter)に投稿された『休日のわるものさん』のエピソード「初夏、昼下がり、パン屋にて」をご紹介しよう。

そもそも『休日のわるものさん』は、地球侵略を目論む悪の組織でショーグンと呼ばれる「わるものさん」の日々を描いた作品。地球防衛組織「レンジャー」のレッドやブルー、グリーンたちによるパンを選ぶ様子を描いた「初夏、昼下がり、パン屋にて」がXにポストされると多くの「いいね」が寄せられた。

そこで作者の森川さんに、同作のこだわったポイントや『休日のわるものさん』がアニメ化した際の心境について話を伺った。

■パンの買い物を通じて描かれたヒーローたちのほっこりエピソード
『初夏、昼下がり、パン屋にて』(1/11)
『初夏、昼下がり、パン屋にて』(1/11) / ©Yuu Morikawa/SQUARE ENIX

初夏の昼下がり、レッドとブルー、グリーン(空と麦)たちはパン屋にやってきていた。レッドは空、ブルーは麦とペアを組み、自分と他の仲間のパンを選ぶことに。

空は着々とみんなのパンを選び終わり、レッドに「他に食べたいやつある?」と尋ねられると、「あれ」と指さして「特別にレッドに取らせてあげる」とトングを渡す。そして、パンを取る係をしていた麦もブルーに「せっかくだからブルーにも取らせてあげます」と伝え…。

読者からは「空と麦の気遣いが可愛すぎる」「心がほっこりした」など好評の声が相次いでいた。

■最も描くのが難しいキャラは「ブルー」
『初夏、昼下がり、パン屋にて』(5/11)
『初夏、昼下がり、パン屋にて』(5/11) / ©Yuu Morikawa/SQUARE ENIX


――『休日のわるものさん』を創作した経緯をお教えください。

『休日のわるものさん』を初めて描いたのは、X(旧twitter)のアカウントを作ったばかりの頃でした。漫画の仕事をしたいけれどなかなかうまくいかず、とにかく誰かに見てもらえるように何か描かないと、という中で描いたものの1つが『休日のわるものさん』でした。

――「初夏、昼下がり、パン屋にて」を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

読者さんから見て、パンが美味しそうだと感じていただけるように、パンの質感を特に気をつけて描きました。レッドたちは1人につき2つ食べる換算でパンを選んでいるのですが、どのパンが誰のためのパンなのかを想像して描くのは楽しかったです。

また、お話の後半では麦が不機嫌そうにしているのですが、空と麦が違う表情でいることは結構珍しいので、注目ポイントかもしれません。

――作中に登場する地球防衛組織「レンジャー」のレッドやブルーなどの隊員たちのビジュアルやキャラ設定は、どのようにして生まれたのかぜひお聞かせください。

レッド:レッドは、「正義の味方」「大人と子供の狭間にいる存在」をイメージしています。『休日のわるものさん』の1番最初のお話を考えた時に描いたラフが、そのまま今のレッドになりました。わるものさんと対照的かつ、戦隊モノのレッドだと伝わりやすいビジュアルにしようと描いたラフだったと思います。レッドは、正義感と無垢さを持ちつつも冷静に現実を見ている面の描写が難しく、シリアス寄りのお話にレッドが登場する時は緊張します。

ブルー:基本的にレッドを軸にして、他のレンジャーを考えています。レッドが愛嬌のある顔立ちになったので、反対にブルーは一見怖そうな、少しとっつきにくそうなキャラクターを意識しました。「苦労性」「兄貴分」などのイメージから今のブルーになりましたが、実は個人的に1番描くのが難しいビジュアルです。レンジャーたちの会話ではツッコミを入れたり話を展開させてくれることが多いので、お話を描くうえで頼りになる存在でもあります。

ピンク:ピンクは元々、可愛い物よりも使い勝手の良い物が好きな、研究者のキャラクターの予定でしたが、ピンク初登場回のお話を考えていた時に今のピンクになりました。研究者キャラの時は「ピンク色」が好きではなくて、ブルーにレンジャーカラーを交換してもらおうと持ちかけたりする予定でした。実は今のピンクが家の中では眼鏡をかけているのは、元々の設定で眼鏡をかけていた名残でもあります。

グリーン:グリーンは、双子が合体して1人のレンジャーになる形にしようと思っていたので、今の2人がいるのですが、想定以上にレンジャー側のエピソードを広げてくれる存在になって、私が助けられています。空と麦の名前は、ドラマCDを作っていただけることになった際に名前があった方が良いということで、そのタイミングで名前が登場しました。空の青色と、麦の黄色を混ぜて緑色になるイメージからついた名前です。

ブラック:ブラックは、レンジャー側のラスボスのようなイメージです。レンジャーたちの髪や目はレンジャーカラーに近い色をしていますが、ブラックは服装もダークトーンのものを着ていそうと考えた結果、全身ほぼ黒ずくめになりました。表情の変化が少ないキャラクターではありますが、ブラックが背負っているものや今のレンジャーたちへの気持ちを、ほんの少し滲ませられるように意識しています。

――2024年1月にアニメ化もされていますが、実際にアニメが放送された時の心境も教えてください。

とにかく緊張していました。また、本当にたくさんの方々が『休日のわるものさん』という作品に関わってくださっていたので、みなさんのお力に報いることができるように、この作品に関わって良かったと思っていただけるように、私にできることをしっかり頑張らないと!とも思っていました。

――読者へメッセージをお願いします。

『休日のわるものさん』は現在7巻まで出していただいていますが、早くに完結していたら、レンジャーたち全員が登場することはなかったと思います。

読者のみなさまのおかげで無事に連載が続き、レンジャーたち全員が揃うことができました。いつも『休日のわるものさん』を読んでくださり、応援してくださり、本当に本当にありがとうございます!現在は月1ペースで更新できるように『休日のわるものさん』8巻のお話を描き進めているので、更新や新刊を楽しみにしていただけたら嬉しいです!

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