3年間付き合っていた彼とは、節約に対する価値観の違いが大きく、最終的に別れを選びました。彼は普段、とても物腰が柔らかく、やさしい人でした。ただ、お金のことになると、こだわりが強くなる一面があって……。
旅行先での彼の行動に戸惑って…
特に印象に残っているのは、初めて旅行に出かけたときのことです。宿泊先のホテルでチェックアウトの準備をしていると、彼がアメニティーの歯ブラシや個包装の石けんだけでなく、予備として置かれていたトイレットペーパーまでカバンに入れようとしました。
驚いた私は、「それは持ち帰るものじゃないと思う」と声をかけました。すると彼は、「備え付けなんだから問題ないって。こういうところで節約するのが大事なんだよ」と不満そうに言ったのです。
私が強く止めたため、彼はトイレットペーパーを部屋に戻してくれましたが、私は彼の行動に恥ずかしさと違和感を覚えました。彼にとっては、少しでも無駄を減らすための行動だったのかもしれません。けれど私には、節約の範囲を超えているように思えたのです。
その後も、デートの食事代を数円単位できっちり割り勘にしたり、賞味期限を大幅に過ぎた食材を「加熱すれば大丈夫」と言って食べようとしたりすることがありました。ひとつひとつは小さなことかもしれませんが、生活の端々にあらわれる彼のこだわりに、私の心は少しずつ離れていきました。
将来を考えたときに、金銭感覚がここまで違うと一緒に暮らしていくのは難しいと感じ、彼にはお別れを告げました。価値観の違いは、話し合いながら歩み寄れる場合もあります。ただ、生活の根幹に関わる部分で無理をし続けると、どちらか一方が苦しくなってしまうこともあるのだと学びました。
著者:中田早希/20代女性・3歳の娘を育てている母親。趣味はドラマ鑑賞、ランニングです。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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