
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第68回が7月1日に放送された。卯三郎(坂東彌十郎)に借りていた家を出て、心機一転引っ越しをする一ノ瀬家の様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■寛太、紳士の装いで一ノ瀬家を突然訪問 りんは直美に「みんなで引っ越します」
新居を決めた母・美津(水野美紀)は、直美も一緒に引っ越しすることを提案する。しかし直美は、本当の家族の中に居候することに後ろめたさを覚え、一人悩んでいた。
そんなある日、寛太(藤原季節)が一ノ瀬家を訪ねてくる。以前のだらしがない姿から一転、まるで紳士のような装いの寛太は、憲法発布を機に新たな詐欺をはじめ、小金持ちから金を集めて回っているという。その最中、熱海で直美の実の母・夕凪が訪れたと思われる神社を発見した寛太は、そこが安産祈願で知られていることから、「一応親に安産願われて生まれてきたんじゃないか?」と直美に語りかける。
もう母親のことはいいと言う直美に対し、寛太が「あの一家との家族ごっこで満たされてるのか」と言い捨てると、その言葉を聞いたりんが怒った表情で飛び出してきた。そして「直美さんも家族みんなで引っ越しますんで。(今後は)そちらへいらしてください」と告げ、真っすぐと直美のことを見つめるのだった。

■一ノ瀬家は新居へ引っ越す りんを救った患者・山本の優しい嘘
こうして直美は一ノ瀬家と一緒に引っ越すこととなった。しかし、相変わらず不器用な直美は荷物をまとめることもままならず、りんは「向いている方が向いていることをやればいいじゃない」と笑って手を貸す。
新居は元の家よりも広く、縁側もあり、環(英茉)は大喜び。手伝いに来てくれた丸山(若林時英)は、団子屋を店主から引き継いだことを明かし、「大好きな甘いもので勝負に出てみようかと!」と意気込みを見せるのだった。
その後、新居から仕事へ向かったりんたち。気まずくなっているのではという多江(生田絵梨花)たちの心配をよそに、二人はいつものように小競り合いをしながら病院に到着する。
そして、りんの担当患者・山本(本田大輔)は手術の日を迎える。先日りんに語っていた「弟子がたくさんいる」「徳川家の庭を代々手入れしている」という話は全て嘘だったことが分かり、妻のテイ(伊勢佳世)も「この人の言うこと噓ばっかりだから…」と呆れるが、りんはその山本の嘘にこそ自分が救われたのだと明かす。

■夢と現実の間で揺れるシマケン、りんの姿にこぼれた笑顔
一方、シマケンは新聞社の編集長・綿貫(小松和重)から書評を書いてみないかと打診されていた。自身の小説の企画が流されてしまい、不服ながらもその執筆を引き受けたシマケンだったが、実際に新聞に掲載されると、その的確な内容や表現が高く評価され、様々な出版社から執筆依頼が殺到。このままでは自分の小説を書く時間がないと、シマケンは激しく動揺する。
理想と現実の間で悩み、いつもの団子屋の前で肩を落としていたシマケン。その時、彼が投げたトンビ(紙飛行機)をりんが拾い、軽やかに投げ返す。その姿を見たシマケンの暗かった表情に、パッと笑顔が戻るのだった。
■不器用な寛太の優しさに反響、シマケンの葛藤と笑顔に視聴者悶絶
突然寛太が一ノ瀬家を訪れ、母のことを教えてくれた展開に、SNSでは「寛太はずっと直美ちゃんのこと気にかけていたんだね」「本当は優しいけど不器用な寛太が憎めない」といった声が続出した。
一方、夢と現実の間で葛藤するシマケンの姿には、「シマケンはどんな道を選ぶんだろう?」「自分の理想でないところで評価されるのも辛いね」と共感の声が集まった。さらに、ラストのやり取りには「りんちゃんを見た時のシマケンの笑顔が最高すぎて!」「ふわっと笑う顔がかわいすぎて朝から幸せ」といった、シマケンの不意に見せた表情に魅了される声が多数寄せられている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


