
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回はSNSに“くっしゃっとかわいく、ゆるくやさしい、ちょっぴりきみょうななかまたち”のイラストや絵本を描く、くしゃかわさんに注目し、X(旧Twitter)に投稿された『やさしい木』をご紹介しよう。
同作はこわい顔をしている“やさしい木”と、その仲間たちの様子を描いた一作。以前くしゃかわさんのXにポストされると、多くの人の関心を集めて1.4万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者のくしゃかわさんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
■やさしい木がこわい顔をしている理由とは

最近、常にこわい顏をしているやさしい木。仲間たちは「なにかつらいことでもあったの?」と質問すると、「いいや、いやいや」「こうやってこわいかおをすることで…」と理由を語り始め…。読者からは「和む…そして癒される」「優しい世界観でほっこりするね」などの声が上がっていた。
■身近にある「メモ帳」「ボールペン」「スマホ」で制作している作者・くしゃかわさん

――『やさしい木』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「こわそうな表情や、難しそうな表情をしている人も、じつは内面はとても優しかったりするのかもしれない」と思ったのがきっかけです。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
「にやにやしちゃうから」の表情は、しっくりくる表情になるまで繰り返しいろんな顔を描いてみて、その中から選びました。
私は常々「絵で人を幸せにしたい」という気持ちで絵を描いています。例えば、100年後や1000年後に私の絵がどこかに残っていて、時代を超えてその絵を見た人たちに幸せな気持ちが届けられるとしたら、それはとても嬉しいことです。
また、自然な味を出すために、作画はB7サイズのメモ帳に、エナージェルというボールペンを使って線画を描き、それをスマホで撮影して取り込んで、デジタル彩色しています。
暮らしの中に身近にある「メモ帳」「ボールペン」「スマホ」を使用しているのは、特別な道具が手に入らなかったとしても「絵を描くことを楽しみ、仕事にしたい」と思える子が増えたらいいなというエールの意味も含んでいます。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
こわい顔で「やめてくれないか」のセリフを言うシーンは、木の優しさと嬉しさの葛藤を描けたので気に入っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
個人的な目標は、絵本化とアニメ化です。あと、カプセルトイで小さな立体マスコットキーホルダーも作りたいです。
あとは、手作りを大切にされている作家さんや企業さんとのコラボレーションの取り組みは、今以上に力を入れていきたいです。「ぬいぐるみ」「陶芸」「編み物」「刺繍」「布生地」など、くしゃかわの世界観がほかの作り手さんの世界観をさらに広げるきっかけになれたら嬉しいです。
――読者へメッセージをお願いします。
最近だと『やさしい木』の他に『めいたんてい くまさん』がよく読まれました。よければ、ぜひ一読してみてください。
また、ポップアップイベントに参加しています。機会があれば、のぞきに来ていただけると嬉しいです。
<YUTORIE FESTA>
場所:博多阪急8階 『ユトリエ』 イベントルームA
日時:2026年6月25日(木)~7月7日(火)
※10:00~20:00(最終日は18:00終了)

