お酒を飲んで顔が赤くなる人は、食道がんのリスクが高いという話を聞いたことがありませんか? そこで、飲酒と食道がんの関係について、横浜ベイクォーター内科・消化器内視鏡クリニックの鈴木謙一先生に話を聞きました。

監修医師:
鈴木 謙一(横浜ベイクォーター内科・消化器内視鏡クリニック 横浜駅院)
埼玉医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学病院や昭和大学横浜市北部病院消化器センターなどで経験を積み、2024年に横浜ベイクォーター内科・消化器内視鏡クリニック横浜駅院を開院、院長となる。日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医、日本消化管学会認定胃腸科専門医、日本内科学会認定認定内科医、日本消化器内視鏡学会認定上部消化管内視鏡スクリーニング認定医・大腸内視鏡スクリーニング認定医、日本ヘリコバクター学会認定H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医。
編集部
飲酒と食道がんには関係があるのですか?
鈴木先生
飲酒と喫煙は多くのがんや病気の原因になり、食道がんの主要なリスク要因であるといわれています。飲酒は食道の粘膜を刺激し、細胞にダメージを与えることで、がんの発生リスクを高めるのです。特に大量のアルコール、もしくはアルコール度数の高い飲料を常習的に摂取することで、リスクがさらに増加します。
編集部
お酒を飲んで顔が赤くなる人は、食道がんのリスクが高いと聞きます。
鈴木先生
お酒を飲んで顔が赤くなる人は、アセトアルデヒドを分解する酵素「ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)」の活性が低いため、体内にアセトアルデヒドが蓄積しやすくなります。このような人は「フラッシャー」と呼ばれますが、食道がんのリスクが高いとされています。
編集部
アセトアルデヒドとは何ですか?
鈴木先生
アセトアルデヒドは、アルコール(エタノール)が体内で分解される際に生じる有害な中間代謝物です。飲酒したアルコールは、肝臓内のアルコール脱水素酵素(ADH)によってアセトアルデヒドに変換され、その後、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によって酢酸へと分解されます。このアセトアルデヒドに、発がん性があるとされています。
※この記事はメディカルドックにて<お酒で顔が赤くなる人は「食道がん」に要注意 飲酒を続けるとどうなるか医師が解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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