『小型犬と大型犬』生活の違い4選 かかる費用や異なる習慣、暮らしの注意点まで

『小型犬と大型犬』生活の違い4選 かかる費用や異なる習慣、暮らしの注意点まで

大型犬との暮らしの注意点

楽しそうに散歩中のバーニーズマウンテンドッグ

存在感があり頼もしい大型犬ですが、大きな体だからこそ、小型犬とは異なる注意点があります。ここからは、大型犬との暮らしで注意すべきポイントをご紹介します。

1.足腰への負担を軽減する

大型犬は体重が25kg以上と重いため、足腰にかかる負担が大きいです。足腰への負担を軽減する工夫をしてあげてください。

例えば、足腰に負担がかかるフローリングのような滑りやすい床には、毛足の短いカーペットやコルクマットなどを敷きましょう。また、肥満になると足腰への負担が増すため、適正体重を維持することも重要です。

2.よりしっかりとしたしつけを行う

体が大きく力も強い大型犬は、興奮したときに制御できないと、他人や他犬にケガをさせてしまう危険性があります。そのため、小型犬や中型犬以上に、子犬のうちからしっかりとしつけを行うことが不可欠です。

特に「オスワリ」や「マテ」などの指示で興奮を抑えられるようにすること、そして飛びつきをさせないしつけを徹底することが重要です。

3.運動不足に注意する

大型犬は運動量が多いため、運動不足に注意が必要です。運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えや破壊行動などの問題行動につながる可能性があります。また、運動不足は肥満の原因にもなります。

散歩から帰宅しても犬が動き回って落ち着かないのは、運動量が足りていないサインです。このサインが見られたら、散歩の時間や内容を見直したり、体を使う遊びをしたりして、運動量を増やしましょう。

散歩で運動量を確保できている場合は、帰宅後に自分の寝床などでリラックスする様子が見られます。

4.胃拡張胃捻転症候群に注意する

大型犬、特にドーベルマンやゴールデンレトリバーなど胸の深い犬種に多く見られる病気に「胃拡張胃捻転症候群」があります。これは、胃がガスで膨れてねじれてしまう病気で、対応が遅れると命に関わります。

胃拡張胃捻転症候群の原因はまだ明確にはわかっていませんが、食後すぐの運動や早食いなどがリスクを高めると考えられています。食後2〜3時間は散歩や遊びは避け、静かに過ごさせるようにしましょう。

もし食後にお腹がパンパンに膨らみ、吐こうとしても吐けないといった症状が見られたら、胃拡張胃捻転症候群の可能性があります。早急に動物病院を受診してください。

まとめ

いろいろな犬種

小型犬と大型犬は、見た目の大きさだけでなく、生活のさまざまな面で違いがあります。また、一緒に暮らすうえで、それぞれに注意すべき点もあります。

犬を迎える際は、ぜひこの記事を参考に、小型犬と大型犬の生活の違いや注意点を理解したうえで、あなたのライフスタイルに合った犬種を選んでください。それが、犬との幸せな暮らしへの第一歩となるでしょう。

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