結婚して1年が経った頃、夫の拓也さんから突然『共通財布』を提案された唯さん。将来のために貯金したいという拓也さんの強い希望を受け、不安な気持ちを抱えつつ共通財布に賛成します。それから唯さんは、毎月決まった金額を受け取って生活費のやりくりをすることに。しかし拓也さんからもっと切り詰めるように要求され、次第に不満が溜まっていきます。そんなある日、唯さんは友人と出かけた帰りに、休日出勤しているはずの拓也さんが若い女性と腕を組んで歩いているのを目撃します。浮気を疑った唯さんは拓也さんが寝ている間にスマホをチェック。一度は見逃しそうになったものの、SNSのDMで浮気の証拠を発見します。しかも驚くことに、拓也さんは節約で浮いたお金や唯さんの貯金を浮気相手に横流ししていたのでした。唯さんに浮気がバレたことも知らず、拓也さんはいつも通り浮気相手と遊び歩く日々を送ります。夜だけでなく、昼間も空アポを入れて浮気相手と会う日々に慣れてしまった拓也さんは、浮気から抜け出せなくなっていったのでした。
「もう会えない」ってどういうこと?

自分が思っていた以上に、浮気にのめり込んでしまった俺。唯には悪いとは思っていますが、これは俺のパフォーマンスを保つために必要不可欠なこと。夫婦の財布をひとつにまとめてからはだいぶやりやすくなりましたが、まだまだ工夫すれば生活費は削れるはず。俺の軍資金を貯めるために、唯にはもっと頑張ってもらわないと。
仕事でトラブルが重なり、今日はいつも以上に疲れました。こんな日は浮気相手の中で一番若いあいりに癒してもらうに限ります。そう思ってスマホを取り出すと、俺はいつものようにSNSを開き、あいりにメッセージを送りました。

前に行きたがっていたレストランに誘えば、きっとのってくるはず。そう思い『これからどう?美味しいもの食べに行こう』と誘いましたが、返ってきたのは『今日は無理!てかしばらく会えない』という素っ気ない一言でした。しばらく会えないという言葉が少し引っかかりましたが・・・まぁ、この際若くなくてもいいか。

しかし、他の2人にも声をかけてみたものの、『ごめん!しばらく忙しくて会えない』『田舎に帰ることになったからもう会えない』と立て続けに断られてしまいました。思い通りにいかない状況に、俺は思わず苛立ちます。

どいつもこいつも、暇なくせに俺の誘いを断るなんてあり得ないだろ。いつも良い思いをさせてやってるんだから少しくらい予定をずらして俺を優先しろよ。俺はイライラしつつも、今から新しい相手を探す気にもなれず、今日は仕方なく自宅に帰ることにしました。

「ただいま~帰ったよ」玄関を開けて声をかけるも、唯からの返事はありません。・・・おかしいな、いつもなら「おかえり」と返ってくるはずなのに。今日は珍しく残業でもしているのだろうか。

「唯、いないの?」そう声をかけながらリビングに入ると、暗い表情でうつむいたまま座っている唯の姿がありました。「びっくりした・・・いるなら言ってよ、てか何してんの?」そう声をかけても、唯は俺の方を見ようとしません。

一体何のつもり・・・そう思ってふと机に目をやると、そこにはなぜか記入済みの離婚届が置かれていました。「そ、それ何?なんの冗談!?」慌てて声をかけると、唯は淡々とした表情のまま「全部知ってるから、サインして」と言い放ちました。
いつものように浮気相手と会おうとしたものの、なぜか次々と断られてしまった拓也さん。そして自宅に帰ると、そこにあったのは唯さんと離婚届。これは、浮気がバレたということですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:モトヤマラミ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

