
及川光博が主演を務める「ぼくたちん家」(毎週日夜10:30-11:25、日本テレビ系/Hulu、TVerにて配信)の第1話が10月12日に放送された。玄一(及川)が男の子を好きなことに罪悪感を抱いていたことを索(手越祐也)とほたる(白鳥玉季)に話すシーンが描かれ、切ない気持ちでいっぱいになった。X(旧Twitter)でも、「アイス食べながら過去のことを話すシーン泣けました」「ホームランバーの話にちょっとうるうるしてしまった」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。
■「社会のすみっこ」の人々にスポットを当てたオリジナルストーリー
本作は、現代でさまざまな偏見の中で生きる「社会のすみっこ」にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。恋のために家を買おうとする50歳の心優しきゲイ・波多野玄一(及川)は、ある日、偶然出会った人生にも恋にも冷めきったクールなゲイ・作田索(手越祐也)に出会い恋をする。そして大金3000万円を抱えた中学生・楠ほたる(白鳥玉季)から「親代わりになってほしい」と頼まれ、同居生活が始まる。
3人のほかに、ほたるの母親・楠ともえ役で麻生久美子、ともえの元夫・市ヶ谷仁役で光石研、アパートの大家・井の頭今日子役で坂井真紀が出演。また、パートナー相談所に勤め、良き相談相手として玄一の恋を見守る百瀬まどかを渋谷凪咲、玄一の親友・岡部成治を田中直樹、索の元カレで、玄一と三角関係になっていくゲイの吉田亮太を井之脇海、玄一の初恋相手である鯉登裕太郎を大谷亮平が演じる。
ほかに杉の森動植物園で働く玄一の先輩・栗田美緒役で久保田磨希、警察官・松梅子役を土居志央梨、玄一を慕うアルバイト・藤沢辰哉役を川口凉旺が務める。
■ゲイの玄一はペットと暮らしながら、寂しさを抱えていた
動物飼育員の50歳になる波多野玄一は、恋愛対象が男性の、いわゆるゲイのおじさん。ペット禁止のアパートで、老犬2匹、亀1匹と暮らす玄一は、そろそろ恋人が欲しいと『パートナー相談所』を訪ねても、空しさを感じるだけに終わる。
インコも1羽増えるが、ペットがバレて引っ越しを余儀なくされた玄一は、気安くて明るい井の頭今日子(坂井真紀)が大家をするアパートに引っ越す。アパートには家庭事情にわけがある中学生・楠ほたるも住んでいた。
恋人と別れて家もないクールなゲイの作田索と出会った玄一は、索の恋が他人事とは思えず、「家を買うってどうですか?」と勧めて怖がられてしまう。
■三者面談に困ったほたるが担任教師である索を連れて玄一の家にやってくる
そんなとき、三者面談に困ったほたるが担任教師である索を連れて玄一の家にやってくる。驚く玄一だったが、ほたるの父親役をやらされることに。
困惑した玄一はお茶を買ってくると言って出かけ、残された索とほたるは玄一のうちにあった不動産の資料を見る。
玄一が帰ってくると買ってきたファミリーサイズのアイスを取り出し、気まずい空気のなか3人で一緒に食べる。
玄一は当たり付きの棒アイスが好きだったことを話し、「よく一緒に食べてたな、初めて好きになった男の子と」と言うと、ほたるが「え!」と声を上げる。
玄一は当時何本食べてもアイスが当たらず、日頃の行いが悪いからだと思った話しをする。「当たらないのは男の子を好きになっちゃったからだって思ってた。いけないことだから、神様も当ててくれないんだって。ずっと居心地悪くて、誰かを好きになるのも、つき合ったりするのも、一緒に暮らしたり、一緒にアイス食べたりするのもダメなことで望んだりもしちゃいけないことだって」と玄一は声を震わせながら語る。
さらに玄一は「そんなわけないんだけどね。今でもどっかでそう思っちゃってる気がする」と自嘲するように笑い、ほたると索は神妙な面持ちでアイスを食べる。すると、玄一がバンとテーブルを叩き、「諦めることに慣れてここまで来たけど、アイス一緒に食べてるし」と言って玄一もアイスを大きく取って食べ、「欲しいものはちゃんと欲しがらないと、一生手に入らないから」と続ける。
玄一はスクっと立ち上がって「欲しがることにしてみます」と言うと、ほたるが「家が欲しいんですか」と聞く。玄一は「え?」と驚くが、「うん、そう、家が欲しい」と思い直したように答えるのだった。
玄一が男の子を好きなことに罪悪感を抱いていたことに、切ない気持ちでいっぱいになった。X(旧Twitter)でも、「アイス食べながら過去のことを話すシーン泣けました」「ホームランバーの話にちょっとうるうるしてしまった」「切ないアイスシーンだった」「ドラマ見てたら大きなアイス食べたくなっちゃった」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。
◆構成・文=牧島史佳

