脳トレ四択クイズ | Merkystyle
ついに不登校に…「うちの子は悪くない」と信じ続けた親が招いた結末。本当に必要な親の役割とは

ついに不登校に…「うちの子は悪くない」と信じ続けた親が招いた結末。本当に必要な親の役割とは

お母さんに過度に守られて育った坂田ゆめひろくんは、学校でも勝手な振る舞いを繰り返していました。困りきった同級生の田代カイトくんたちは距離を取ろうとしますが、ゆめくんのお母さんはそれを「いじめだ!」と猛抗議。担任の古川先生はトラブルを避けようとするあまり、ゆめくんをかばい続け、カイトくんたちを一方的に責め続けていました。我慢の限界に達したカイトくんのお母さんは、校長先生を交えた話し合いを求めることにして……。


話し合いの場では、カイトくんたちがこれまでずっと耐えてきた状況が明らかになります。校長先生は毅然とした態度で事実関係を整理し、「いじめは確認されていない」と明言。担任の古川先生もこれまでの対応を振り返り、「カイトくんたちは悪くありません。ごめんなさいね」と謝罪しました。


晴れて自由になったカイトくんたち。一方、ゆめくんは不登校となり、以前仲の良かった友だち・津村くんを追うように転校していきます。けれど、再会を喜ぶゆめくんとは対照的に、津村くんは「そこまで親しくなかった」と距離を置きました。


家に帰ったゆめくんが涙ながらに訴えると、ゆめくんのお母さんは「ゆめくんは悪くない!」と言い切り、学校へ抗議しようとします……。

かわいい子には、旅をさせなければならない

ゆめくん可哀想/神谷もち


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ある日、カイトくんのお母さんは、ママ友からゆめくんが再び不登校になったと聞きます。さらに、津村くんが以前転校したのは、ゆめくんとの関係に悩んでいたからだと判明。津村くんがゆめくんを無視したと聞いたお母さんは学校へ猛抗議しますが、津村くんのお母さんが強く反発したことで騒動となり、ゆめくんは再び学校へ行かなくなったといいます。


「いじめられた側が“いじめられた”と感じたら、それはいじめ」そんな言葉を、カイトくんのお母さんは信じてきました。けれど、ゆめくんと過ごした1年で実感したのです。「世の中には、被害者の顔をして人を思いどおりに動かそうとする人もいる」ということを。


すべてを他人のせいにして育つあの子は、どんな大人になるのだろう。わが子を守りたい気持ちは痛いほどわかる。でも、この世のすべてから守ることはできない。そんなことをすれば、子どもは「免疫不全」を起こすように、人とうまく関われなくなってしまう。かわいい子には、旅をさせなければならない。


カイトくんのお母さんが「カイト、学校はどう? 困ったことはない?」と尋ねると、カイトくんは明るく答えました。「大丈夫! 楽しいよ!」子どもが自分の足で歩んでいけるよう、そばで支えること。それも親の愛情なのだと、カイトくんのお母さんは改めて感じるのでした。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


いじめを訴える子どもの気持ちは、まず大切に受け止める必要があります。ただし、その時点で相手をすぐに悪いと決めつけるのではなく、双方の話やこれまでの経緯を落ち着いて確認することも大切です。


また、子どもを守ることと、親が代わりに人間関係を解決してしまうことは別物です。親が何でも先回りして解決してしまうと、子どもが自分の行動を振り返ったり、人との関わり方を学んだりする機会が減ってしまうことがあります。


つらい気持ちにはしっかり寄り添いながらも、必要なときには自分の言動を見つめ直せるように促していきたいものです。子どもが経験を通して成長し、自分の力で人と関わっていけるよう、少し距離を保ちながら見守っていけるといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち

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