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夫婦の最後の会話。余命わずかな母の一言を、父は静かに噛み締めていた

夫婦の最後の会話。余命わずかな母の一言を、父は静かに噛み締めていた

なぁ…
なぁ… / (C)枇杷かな子/KADOKAWA



大好きな母と、母と自分を苦しめてきた父がほぼ同時期にがんと宣告された枇杷かな子さん。そこから始まる目まぐるしい介護の日々。余命宣告を受け、最後の家族旅行を共にしながら、弱っていく両親を見つめる中で、枇杷さんは心の準備と覚悟を少しずつ積み重ねていきます。
大好きな母との別れへの不安、母を虐げ続けた父を介護する葛藤、そして両親を看取った後に押し寄せる喪失感…約2年間にわたるダブル介護について綴られた物語は、自分自身の両親との別れを重ねずにはいられません。

※本記事は枇杷かな子著の書籍『今日もまだお母さんに会いたい』から一部抜粋・編集しました。




最後の会話

私には頼みづらかったのだろう
私には頼みづらかったのだろう / (C)枇杷かな子/KADOKAWA

どうにか来たぞ
どうにか来たぞ / (C)枇杷かな子/KADOKAWA

後悔してるんだろうなぁ
後悔してるんだろうなぁ / (C)枇杷かな子/KADOKAWA

笑いそうになっちゃった
笑いそうになっちゃった / (C)枇杷かな子/KADOKAWA





食べろって
食べろって / (C)枇杷かな子/KADOKAWA

娘に嫌われてるとあの人はわかってる
娘に嫌われてるとあの人はわかってる / (C)枇杷かな子/KADOKAWA

嬉しかったろうな
嬉しかったろうな / (C)枇杷かな子/KADOKAWA

何度も呟いた
何度も呟いた / (C)枇杷かな子/KADOKAWA



著=枇杷かな子/『今日もまだお母さんに会いたい』







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