子どもが2歳くらいのときに、買い物帰りにぐずぐず泣いてしまったときの話です。あの手この手でなだめても、全く泣き止んでくれませんでした。荷物がいっぱいで抱っこもできずに困っていると……。
子どもに怖いおじさんが接近…!
中々泣き止まない子どもの対応に困っていると、半袖シャツの袖からタトゥーがはみ出ている、厳つい強面のおじさんがスーパーから出てきました。見るからに怖い印象のおじさんが、眉をひそめて子どもに近寄ってきたのです。
怖くて何もできずにいると、強面のおじさんは子どもの元へ到着するなり笑顔を見せ、「なぁ、君。大丈夫、大丈夫。ほらこれを見て、さわっていいよ」と腕のタトゥーを見るように声をかけてくれました。
子どもは泣き止んで、おじさんの腕のタトゥーを小さな手ですりすりと触りました。私は何と声をかけたらよいのかわからず、怖さもありましたが意を決してひとまず「ありがとうございます」とおじさんに向かって言いました。そして子どもには「きれいね」と言いました。
その声かけがあっていたのかどうかわかりませんが、おじさんは「じゃあ」と言って去っていき、子どもは気分が変わり泣き止んで、何とか家まで歩いてくれました。
よく聞く言葉ではありますが、「人を見た目で判断してはいけない」と思いました。見た目が怖くてもやさしい人はいるのだと実感し、なるべく見た目の印象でどんな人なのかを決めつけないように意識するきっかけになった出来事です。
著者:新庄さゆり/60代女性・会社員・子ども2人は成人して独立。シングルマザー。趣味はショート動画作成。
イラスト:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

