脳トレ四択クイズ | Merkystyle
アレルギーで赤くなった娘を「酔っぱらったか?」と笑う夫→私「誰のせいだと…」堪忍袋の緒が切れた!

アレルギーで赤くなった娘を「酔っぱらったか?」と笑う夫→私「誰のせいだと…」堪忍袋の緒が切れた!

わが家は3歳の娘と夫の3人家族。ある休日、家族でピクニックをし、週明けからの食品などの買い物を終えて夕方に帰宅。「楽しかったね~」とみんなで話しながら、3歳の娘はひとり遊びをし、普段はお酒を飲まない夫も珍しくビールを飲みはじめました。私は荷物の片づけなど家事を済ませていたのですが……。

急にかゆがる娘…そのとき夫は?

すると、娘が私のところまで来て「なんかかゆい……」と口の周りを掻きはじめ、みるみるうちに顔や耳まで赤く腫れてしまったのです。


私はその様子に「どうして!?」とパニックに。夫がいる場所に目を向けると、ビールのつまみに食べていたのはミックスナッツ……。娘にはまだナッツ類を与えたことがありません。さらには夫には以前から、「ナッツ類やそばはまだ与えていないからね。アレルギーが出たらいけないから、勝手にあげないようにね」と伝えていました。


それなのに娘が私に見せに来るまで、その様子に夫は気がついてもいませんでした。ビールを飲みながらスマホしか見ていないのです。顔が真っ赤になった娘をみても、「あら、どうした? パパと一緒にちょっと酔ったか?」と笑う始末。


イライラし、夫に怒鳴りたかった気持ちもありましたが、それよりも娘が心配で、慌ててかかりつけの病院に電話します。しかし、その日は日曜日。時刻も夜の8時をまわっていたので繋がりません。急いで休日の夜間対応ができる病院を探し当てましたが、場所は車で約30分のところでした。しかし、こんなときに限って飲酒していて運転できない夫。私も10年以上運転していないペーパードライバーなので、すぐに「私が運転する!」とは言えませんでした。


病院へ問い合わせて娘の様子を伝えると「今の状態ならタクシーでも大丈夫そうだから、様子を見ながら来てください」と言われ、出発の準備をしていると……。


少々酔っていた夫は「ねぇ、俺も行くの?」ととぼけた発言をするのです! 「当たり前でしょ!」と私は声を荒げて、娘と夫を連れてすぐにタクシーに飛び乗りました。


病院へ着くと、呼吸と血圧を確認されて、点滴の投与が始まりました。それまでは、かゆいのと眠いのとで不機嫌な娘を見ながら心配で仕方がなかったのですが、点滴が効いてくると体の赤みはおさまり、かゆみも消えて、娘も機嫌よく寝てくれました。


夫に「娘にはナッツ類は与えてないから気をつけてねって何度も伝えていたよね? 娘のつらそうな顔見た? いくらリラックスタイムでも、子どもがアレルギー反応を起こしそうになるような物を、目の前でむやみに食べないで!」と強い口調で言うと、そのころには酔いもおさまっていたようで、「ごめん、気をつけます」と反省していました。


スマホばかり見て娘の変化に気がつかない点や、アレルギーに対して甘い考えの夫に心底腹が立ちました。その後、食事やお菓子の与え方について夫とも改めて話をし、娘の食べられるものや与えていないもののリストを表にして、冷蔵庫に貼って対策をすることにしたのでした。


◇ ◇ ◇


ナッツ類は硬くてかみ砕く必要があり、小さなかけらが気管に入り込んでのどや気管に詰まって窒息したり、肺炎や気管支炎を起こしたりする危険性があります。消費者庁でも、硬くてかみ砕く必要がある豆やナッツ類について、「5歳以下の子どもには食べさせないでください」と注意喚起をしています。


今回の体験談のように、子どもが勝手に食べてしまうこともあるので、大人が食べる場合も注意が必要です。


また、アレルギーについては、クルミやカシューナッツなどの、ナッツ類によるアレルギーの症例数が増加傾向にあります。もしアナフィラキシーの症状が出た場合は、緊急の治療が必要なので、ためらわずに救急車を呼びましょう。


アナフィラキシーとは、アレルゲンなどが侵入することで、皮膚や呼吸器、消化器、循環器、神経などにアレルギー症状があらわれ、生命に危機を与え得る過敏反応のことで、発症が急速で、死に至る可能性のあるアレルギー反応と定義されています。


主な症状は、以下の通りです。


皮膚…じんましん、浮腫、紅潮
呼吸器…気管支けいれん、喉頭浮腫
心血管…低血圧、不整脈、心筋虚血
胃腸…吐き気、疝痛性腹痛、嘔吐、下痢


アナフィラキシーの症状が出た場合、救急車が到着するまで以下の応急処置を行ってください。


・両足を挙げたあおむけの姿勢を取らせる
・吐き気や嘔吐がある場合は、顔を横に向ける
・衣服をゆるめる
・体の震えなどが見られたら毛布などで保温する


※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修:高増哲也先生(アレルギー科)医長神奈川県立こども医療センター

著者:長嶺りょう/30代・主婦。3歳の女の子を育てるママ。寝る瞬間までおしゃべりを続ける娘の横で白目を剥きながら、大好きな推しのことを考えて現実逃避中。

イラスト:yoichigo


※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

監修者:医師 神奈川県立こども医療センター アレルギー科医長 高増哲也先生

1989年広島大学医学部医学科卒業。東京大学小児科、茅ヶ崎市立病院小児科、横浜市立大学寄生虫学などを経て、99年から現職。日本アレルギー学会 指導医。日本小児臨床アレルギー学会 理事。17年より神奈川県立保健福祉大学 臨床教授。19年より神奈川県立こども医療センターアレルギーセンター 副センター長。2022年より地域保健推進部長も兼任。2026年より地域連携・家族支援局長、食のサポート推進室長。

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