私は、結婚する前まで保育士として働いていました。双子の息子と娘が生後4カ月のころ、前職の同僚がわが家を訪ねてきてくれたときのことです。久しぶりの再会を楽しみにしていた私でしたが、心無いひと言で自信を失いかけてしまい……。
出産を楽しみにしてくれていた元同僚の来訪
双子を出産したあと、元同僚のAさんから「早く会いたい!」とうれしい連絡をもらいました。双子が生後4カ月になったころ、Aさんがわが家に遊びに来てくれることになり、私も久しぶりに会えるのを心待ちにし、張り切って準備をしていました。
当日、初めて対面した双子にAさんは「うわぁ、かわいい! 赤ちゃんが2人並んでるなんて、尊すぎる!」と笑顔で抱っこしてくれて、私も温かい気持ちに。仲のよかったAさんにわが子を抱っこしてもらえるのが、純粋にうれしかったのです。
娘の様子を見て思いがけない言葉
ところが、まだ首のすわりが不安定だった娘が、うつ伏せになってすぐに疲れ、顔を横に倒してしまったときのこと。その様子を見たAさんが放った言葉に、私はドキッとさせられました。
「娘ちゃん、首のすわりが遅いんだね。気にならない?」
私はそれまで特に気にしていなかったので、「え、そうなのかな……」と急に不安になり、胸の中にざわざわとした気持ちが広がっていきました。

