
■2日に1度は電車が遅延
30代の頃だったでしょうか、私は比較的短いサイクルの派遣社員としていくつかの会社を転々としながら働いていました。
某大手老舗不動産会社で働いていたときのことです。
正社員の女性はのんびりしていて、私ともう1人の派遣社員が必死に業務を回しているような部署でした。
私はあまり「NO」が言えない性格です。
本来は私の業務ではないことも、社員の方からの「やってあげて〜」の一言でなんでもやっていました。
メールの開き方も返信も分からない上司のPCのお世話なんかもです。
本来の業務である経理と顧客管理業務をしているところに、その上司の「おーい!」というお声がかかればメールを開きに行き、代理で返信するのです。
余裕などはありませんでした。
派遣社員は隣の部署にあと1人いるだけで、面倒なことは押し付けられ、派遣の私とその隣の部署の子だけが残業しているような日々でした。
私の隣の席には、年齢はさほど変わらなかったと思いますが、正社員の女性の先輩が座っていました。
この先輩がまあ働かない方でした。
基本的に2日に1回は「電車遅延」という名目で遅刻。
何をしているのか分からないけれど、給湯室から出てこない。
「銀行へ行く」という名目でお出かけすると帰ってこない。
土日も営業している部署だったので、先輩と入れ替わりシフトで先輩の次の日に出勤すると、山積みの資料に「終わったら、私(先輩)に戻してください」の付箋のみ。
最初の頃はイラつきましたが、そのうちあきらめました。
先輩の働かない新記録が出たのは、この頃でした。

