
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、大賀零さんが描く『本当にきついお坊さんの修行日記』(ぶんか社)より『お坊さんの食糧事情』をピックアップ。
大賀零さんが6月7日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、7,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、大賀零さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■修行僧たちの質素な食事

僧侶になるため、連日続く厳しい修行。そんな修行僧たちの唯一の楽しみは食事の時間。しかし、修行僧の食事は朝はおかゆとタクアン、昼はうどんとあぶらあげ、夜は白米、豆腐のみそ汁、タクアン、大豆のあげ物といった予想以上に貧相なものであった。
若い修行僧にはカロリー不足であるこのような食生活には、修行僧の間で密かに伝わる“加行メシ”なる裏ワザがあった。加行メシは、おかゆの中に大量の具材が入ったもの。修行僧たちは修業期間中の食事をこうやって補っていたのだった。
作品を読んだ読者からは、「想像以上に質素でびっくりしました」「お坊さんも大変だな」「お坊さんも同じ人間なんだな、と身近に感じられた」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・大賀零さん「厳しい修行に励むお坊さん達も私達と変わらない」

――『本当にきついお坊さんの修行日記』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
とあるイベントで真言宗のお坊さんと知り合う機会があり、その方にお坊さんになる為の方法や修行の内容、生活実態などについて色々興味深いお話をうかがう内にこれらを漫画にして発表したいと思うようになりました。
――X(旧Twitter)に投稿された『お坊さんの食糧事情』を描いたうえで、「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
お坊さんの間では当たり前と思われているしきたりや習慣も私達から見れば特別に見えることは多く、そうした部分は特にクローズアップしたいと思いました。
また一方で、厳しい修行に励むお坊さん達も私達と変わらないなと思える部分があったりするのでそこにも注目して欲しいと考えていました。
――『お坊さんの食糧事情』には多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響について率直な感想をお聞かせください。
多くの方に楽しんでいただき、お坊さんの世界を身近に感じていただけたのは大変嬉しいです。
中には実際に修行したという方々からの体験談などもあって、各所で様々な事例があると知れてとても興味深く読ませてもらいました。
――『本当にきついお坊さんの修行日記』の中で、特にお気に入りのエピソードがあれば理由と共にお教えください。
今回取り上げた食事のように身近に感じられるエピソードも好きですが、仏教系の大学の珍しい授業内容やそこでお坊さんになる為の修行の進め方など、何となくしか知らないお坊さんの実態について詳しく紹介している話は描きたかった部分であると同時に広く知られて欲しいと思っています。
――大賀零さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
現在、ホラーサスペンス漫画「銭甕-ぜにがめ-」を各配信サイトで連載中です。
不思議な甕が出てくるお話で、お坊さん漫画とは全く異なるジャンルではありますが、長く続けたいと思っていますので応援よろしくお願いします!
お坊さん漫画についてもいくつか新しいネタがありますので、折を見て新作漫画やラインスタンプ作成など展開していければと考えています。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
お坊さんについて色々知りたくて描き始めた漫画ですが、楽しんで下さる方がたくさんいて嬉しいです。
お坊さんの世界は宗派や地域によってもまた違ってくるので、機会があれば色々なテーマで掘り下げていきたいと思っております。
今後とも精力的に作品を発表していきたいと思いますので応援よろしくお願いいたします!

