滋賀県JA東びわこのWEBマガジン「Umel(ウメル)」より、こだわりの野菜の食べ方や農家さんの想いをお届け!今回は、ケール農家さんが普段から食べているという「ケールどっさりサンド」のレシピを教わりました!生食用のケールは葉が柔らかく、苦味が少ないのが特徴で、子どもにもとっても食べやすいんですって。農家さんが語る、農業への熱い想いも、たっぷりお伝えしていきますよ~♪
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農家は「ケール」をどんなふうに食べてるの?
今回お話をお伺いしたのは、愛荘町(あいしょうちょう)でケールを栽培されている、なないろやの冨永篤史さん(45)。
「本来の滋味をしっかり味わえる」と教えていただいた今回のレシピ。
ケールは食べ応えがあるのにヘルシーで栄養価も高いので、ダイエットを意識されている方にも最適の野菜なんだそう。
レシピと一緒にこんなお言葉をいただきました!
「ケールって苦い、まずいってイメージが先行しがちですけど、子どもも喜んで食べるくらい旨味があるんですよ」
ほう…。苦い野菜は子どもに敬遠されがちですが、まさか喜んで食べるとは…。これは期待が高まりますね。冨永さんが「ボリュームたっぷり!栄養たっぷり!なのにヘルシー!」と太鼓判を押すレシピがこちらです。
圧倒的ボリューム感ッ!!「ケールどっさりサンド」

材料
ケールの葉 … 4枚
ツナ缶(オイルタイプ) … 1個
食パン … 4枚
にんにく(チューブ) … 適量
塩・こしょう … 各適量
バター … 適量
作り方
1. ケールを手で食べやすくちぎる。
ケールの茎が手でちぎりにくいときは、包丁で細かく刻んでもOKですよ。
2. フライパンにツナ缶と1を一緒に入れて軽く炒め、塩、こしょう、にんにくで味を調える。
3. 軽くトーストしたパンにバターを薄く塗る。
4. 2の具材を3のパンにたっぷり挟めば出来上がり。
食べ応え最強!噛むたびケールの旨みがジュワワワ~ン♪
シャキッとした歯応えのケールをたっぷり挟んだ、食べ応え満点のサンドイッチ。
ケール独特の旨味に、ツナのコクとにんにくの風味が加わり、ついもうひと口と手が伸びる、抜群の味わいです!
これは新感覚ッ!家族みんながハマってしまうこと間違いなしです。
サンドイッチ以外にも、ウインナーや卵とサッと炒めるだけで、満足感のあるひと皿になりそう。毎日の食卓で、幅広く活躍してくれるのもケールの底力、と改めて実感しました。
ケールの魅力、そして農業への想いについてお話を伺いました
Q. 冨永さんが育てているケールについて教えてください。
A. とにかく使いやすい葉物野菜です。
わたしが育てている生食用のケールと青汁などの加工用ケールとは、そもそも品種が違います。生食用のケールは葉が柔らかく、苦味が少なく、旨味もしっかりしているのが特徴。
さらに栄養価が高いだけでなく、食物繊維も豊富です。生食はもちろん、サッと炒めるのもおすすめです。
出荷時期は5月〜8月、そして10月〜4月です。
JA東びわこ直売所「やさいの里あいしょう館」などに並べています。
一般的には、まだまだ馴染みのないケールですが、徐々にファンが増え、直売所での売上額も伸びてきました。飲食店からの引き合いも多いですね。
最初に直売所へ出荷したときなんか、100袋持っていって100袋売れ残り、すべて回収しないといけない状況でしたからね(泣)。
これはわたしが、ケールのPRに力を入れた成果というより、
ケールという野菜本来のポテンシャルによるものだと思います。
ケールの魅力が、地域で広がり始めている。そんな確かな実感があります。
Q. ケールを育てようと思ったきっかけは?
A. 最初は単純に興味本位でした。
一般的に知られている青汁用のケールは、生食には向かないんです。
でも「生でおいしいケールがある」と聞いて、食べてみたくなったんですよね。
ところが、栽培の初年度は虫の被害で全滅…。
2年目の春、ようやく収穫できて、そこで初めて自分でもちゃんと食べました(笑)。
その瞬間、「なんておいしい野菜なんだ」と感動したんです。
これは絶対に流行る。こんなおいしい野菜が広まらないわけがない——。
そう確信したのを、いまでも覚えています。
Q. 野菜づくりで大切にしていることを教えてください。
A. 「土を育てる」という感覚を大切にしています。
良い土があってこそ、おいしい野菜が育つからです。
もともと田んぼだった土地を畑向きの土に変えるのは簡単ではありません。
有機資材を使いながら、微生物の力も借りて、長い時間をかけて土づくりをしています。
正直に言って、相当な手間とお金がかかってます(笑)。
でも、それは”未来への投資”だと思っています。
自分の代だけ畑を使うのではなく、次の世代にも良い土を残していきたい——。
良質な土づくりの循環を、未来を生きる人たちに渡せるようにするのが、わたしのこだわりです。
Q. 冨永さんが農業に対して感じていることを教えてください
A. 農家の数が増えてほしいと心から願っています。
日本の農業はいま、非常に厳しい局面に立たされています。
このままだと新たに農業を始めたいと考える人は増えないままです。
いま現在農業に取り組んでいる人も、高齢化などを理由に辞めてしまうケースがさらに増えるのではないかと考えています。
Q. 地域の皆さんに伝えたいことは何ですか?
A. 皆さんの力で、農家を支えていただきたいです。
地元の食材を積極的に選んだり、JA直売所で応援したいと思う農家のラベルを見て指名買いしてみる。そして、それだけにとどまらない応援こそが、現在の局面を打破するきっかけになると思っています。たとえば、地域の農業や農家に興味を持ってみる、体験イベントがあれば参加してみる…などがありますよね。
この地域、この国に暮らす者として、命を支える「食」や「農」について
他人事ではなく、少しだけ当事者意識を持つことが大切なんだと思います。
普段当たり前のように手に入るお米や野菜も、決して当たり前に育っているわけではありませんから。
わたし自身、農家になって初めてそのことに気づかされたんですよね。
おわりに
ケールの葉の向こうには、土を育て、未来へ畑をつないでいこうとする農家さんの想いがあります。
当たり前のように並ぶ野菜たちは、誰かが季節を見つめ、手間を惜しまず育てたもの。
ケールのほろ苦さの奥にあるやさしい旨味は、そんな日々の積み重ねそのものなのかもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「食」と「農」の隙間を埋めるWEBマガジン「Umel(ウメル)」では、これからも農家さんの知恵と熱い想いが詰まった情報をお届けしていきます。
次回もどうぞお楽しみに!
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