息子が生後3カ月を迎え、少しずつ外出にも慣れてきたころのこと。久しぶりに河川敷へ散歩に出かけると、見知らぬ男性がわざわざこちらへ近づいてきました。「今、何されてますか?」と声をかけられた直後、私はその男性の次の質問に、思わず身構えてしまったのです……。
散歩中、見知らぬ男性から声をかけられて
あれは息子が生後3カ月を迎えたころの出来事です。少しずつ長時間の外出もできるようになり、私自身の体調も良かったある日、久しぶりに近くの河川敷へ散歩に行くことにしました。飲み物とおやつを準備し、リフレッシュするつもりで家を出たのです。
到着した当初は少しぐずっていた息子も、ベビーカーの揺れが心地よかったのか、やがてすやすやと眠りにつきました。私もほっとして、河川敷にある階段に腰を下ろし、静かな時間を過ごしていました。
するとそこへ、ロードバイクのような自転車に乗った一人の男性が近づいてきたのです。が近づいてきたのです。すぐ横に自転車用の道があるのになぜわざわざこちらに来るのだろうと、少し不思議に思いました。
そろそろ帰ろうかと立ち上がった瞬間、「失礼ですが、今、何されてますか? お暇ですか?」と不意に声をかけられました。小さな子どもを連れている母親に向かって、どうしてそんなことを聞くのだろうと困惑したのを覚えています。ただ、相手を不用意に刺激してはいけないと感じ、「息子が少し吐いてしまったので、急いで帰るところなんです」と、とっさに嘘をついてその場を離れようとしました。
しかし、男性は引き下がりません。「かわいい赤ちゃんですね。抱っこしたいな。今日はママと赤ちゃんだけなんですか? 旦那さんは一緒じゃないんですか?」と、さらに質問を続けてきたのです。その言葉を聞いた瞬間、純粋に赤ちゃんを可愛がってくれているのとは違う違和感を覚えました。相手の意図はわかりませんでしたが、「このまま関わってはいけないかもしれない」と感じ、強い恐怖を覚えました。
私は「本当に時間がなくて、すみません」と繰り返し頭を下げました。男性は少し納得していないような様子でしたが、やがて別の方向へと走り去っていきました。
それでも、後をつけられているのではないかという不安が拭えず、すぐには自宅へ帰ることができなかったほどです。見知らぬ人に「抱っこしたい」と言われたうえ、私自身のことまで踏み込んで質問されたときの怖さは、今も鮮明に記憶に残っています。
この出来事以来、私はその河川敷へは足を運べなくなってしまいました。今では、万が一のことがあっても安心できるように、交番の近くや人通りの多いルートを選んで散歩をしています。
もちろん、外で声をかけてくださる方の大半は、純粋に温かい気持ちからだとわかっています。それでも、息子をじっと見つめながら距離を詰めてきたあの男性の様子は、どうしても忘れることができません。
当時の私の対応が正解だったのかどうかは、今でもわかりません。ただ、少しでも「怖い」「おかしい」と感じたら、相手に気を使いすぎず、その場を離れることが大切なのだと実感しました。これからも、子どもを守るために、自分の違和感を見過ごさないようにしたいと思っています。
著者:高橋和/20代女性/0歳の息子を育てている母。専業主婦。趣味は韓国ドラマ鑑賞、読書。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
※AI生成画像を使用しています

