キョウコさんは、仕事・家事・育児をこなす兼業主婦。夫のトモヤさんと、保育園に通う息子のヒロトくんの3人で暮らしています。
トモヤさんは当日の朝に飲み会があることを告げたり、近所の人に頼まれたゴミ当番をキョウコさんに丸投げする、いわゆる【断れない男】。勝手に引き受けてはキョウコさんに押し付けるので、困り果てていました。
キョウコさんから「自分が引き受けた仕事は自分でやって」と言われたトモヤさんは、ゴミ当番の最中に町会長・西園寺さんの娘・アミさんと知り合い、連絡先を交換します。
家に帰ると、勝手に引き受けた仕事にもかかわらず「ありがとうは?」と感謝を要求し、反論するキョウコさんに「断れない性格だと知って結婚したんだから結婚詐欺だ」と逆ギレ。
“頼られるオレ”が好きなトモヤさんは、会社でも上司に頼まれた仕事を後輩に丸投げ。「できない」と言われても「経験が足りない!」と押し通します。
ヒロトくんの保育園への送迎も、分担する約束だったのに守ってくれないトモヤさん。キョウコさんは真剣に話し合おうとしますが、トモヤさんは町会長に誘われたという飲み会を優先してしまいます。ところが、待っていたのは町会長ではなくアミさんだけ。トモヤさんはその場の雰囲気に流され、関係を持ってしまいました。
朝帰りしたトモヤさんは、キョウコさんに寝てしまったと言い訳し、何事もなかったかのように出社します。
不倫した夫の本音とは?











自分が上司から頼まれた仕事を後輩の小寺さんに押し付け、「休日出勤の許可取っといたよ」と言うトモヤさん。
小寺さんは体調が悪そうにしていますが、「仕事に支障きたさないように、しっかり休んでね」と声かけだけして、「自分は器の大きい“できる男”」だと自画自賛します。
さらに、昨夜ご近所さんと不倫してしまったことすら「バレなければ大丈夫」「そもそも、キョウコの態度が悪いから」と反省するどころか、妻に責任転嫁しています。
その後、部長に飲みに誘われ、「もちろん行きます!」と即答するトモヤさんの様子を、小寺さんは黙って見ているのでした。
▼一見「気が利く上司」を演じているトモヤさんですが、本当に部下を思いやる上司ならば、体裁の良い声かけだけで終わらせず、具体的な業務のフォローやサポートまで行うのではないでしょうか。トモヤさんの言動の裏側には「自分は損したくない」という本音が透けて見えてしまっていますね。
自分は悪くないと責任を人に押し付け、都合の悪いことは正当化する――そんな態度を続けていては、職場でも家庭でも信頼を失ってしまうでしょう。思いやりがあるように振る舞っていても、行動が伴わなければ、その誠実さは相手に伝わりません。立場や相手に関係なく、誠実な行動を積み重ねることの大切さを改めて考えさせられますね。
著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ

