永代供養を選択
関係者の説得ができれば、あとは遺骨を移す場所の決定です。個人的には散骨(火葬した後の焼骨を粉末状にし、海、空、山中などにまく葬送方法)が有力な選択肢でしたが、お参りできる場所が欲しいという両親の要望で、永代供養(霊園や寺院が永年にわたって墓の維持管理と供養をしてくれる埋葬方法)の墓を探しました。
幸い、都市部には選択肢が多く、料金面で納得できる墓地が見つかりました。一定期間が過ぎると個別の墓から合葬墓(骨壺から遺骨を取り出し、他の人の遺骨と一緒に供養すること)に移されるシステムですが問題はありません。遺骨の移転には行政上の手続きが必要ですが、新しい墓のスタッフがサポートしてくれたので難しいことはありませんでした。
古い墓を閉じる儀式や新しい墓での法要など、いろいろな儀式がありますが、始まってしまえばすぐに終わります。渋っていた両親も「都会のきれいな墓も悪くないね」と喜んでいました。大きな課題が解決できて、私も肩の荷が下りた気がしました。
まとめ
後継者がいないなどの理由で、墓じまいを考える話はよく聞いていました。対応策を調べたり時間をかけて説得したりするためにも、早めに動くことが大切だと感じます。私の場合は話がスムーズに進みましたが、それでも短期間での解決は難しかっただろうと思います。最善の結果を得るためにも、ひとまず調べてみるのが得策だと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山本次郎/50代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
著者/シニアカレンダー編集部
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