大人の洒落顔を導き出してくれるヘア&メイクアップアーティスト、岡田知子さん。そんな岡田さんの美と向き合う姿勢そのものがキレイを磨くためのエッセンスに溢れていたので、珠玉の言霊を余すところなくお届けします。
デコルテまでが顔。スキンケアは胸元まで同じものを
「ミューズ世代はデコルテまで含めてがお顔。スキンケアをするときは必ず胸元までなじませるのをルーティンにしてください。首やデコルテは明らかにカサつきが進行していくし、顔と違って美容医療でメンテナンスがしにくいパーツ。ファッションを楽しむ上でも人目にさらされることが多いから、いつでも湿度高めで、ピカピカに。ここが乾燥していると“他は頑張っているのに、やっぱり年齢には抗えないのね”という印象を与えてしまうのがもったいない。意外とカサつきがちな耳のキワも保湿してあげるとよりフレッシュな表情になれますよ」
メイクの整理整頓がアラフォーの品格の有無を決める
「考えなしにメイクを進めると印象がとっ散らかって急に老け込んで見えたり、逆に若作りしているように映ってしまう“アラフォーあるある”を打破するために、顔の整理整頓が必要不可欠。これは難しい話ではなくて、眉の下や小鼻のテカリをなくすとか、眉を描くときアンダーの影のラインだけ決めて表情をナチュラルにまとめるとか、その程度のこと。今シーズントレンドのパウダーチークを血色感を演出するためだけにのせるんじゃなく、ハイライトやフェイスパウダーみたいな感覚で色のニュアンスや光の質感を足して全体のバランスを整えるために取り入れる、とかね。顔全体を俯瞰しながら気になる部分をサラッと補整する意識を持つだけで、品格は一気に上がります」

