『王族』のもとで愛された猫種5選 高貴な魅力や性格、歴史的背景まで解説

『王族』のもとで愛された猫種5選 高貴な魅力や性格、歴史的背景まで解説

3.ペルシャ

お座りしている白いペルシャ

ペルシャは「猫の王様」の異名を持ち、古くからヨーロッパの王族や貴族に愛されてきた猫です。起源は古代ペルシャ(現在のイラン)で、16世紀にヨーロッパに伝わりました。特にイギリスのヴィクトリア女王に寵愛されたことで有名です。

ペルシャ最大の魅力は、長く密生したゴージャスで豊かな被毛です。また、大きな丸い目と平らな鼻を持つエキゾチックな容姿は、多くの王族たちを惹きつけました。その優雅で美しい外見から、一時は王族限定の猫種とされた歴史があります。

性格は非常に穏やかで物静か。甘えん坊で愛情深い一面も合わせ持っています。また、抱っこされることを好む傾向があり、そのゆったりとした気質とゴージャスな容姿が、慌ただしい王宮生活の中で、貴人たちの心を癒やす存在として重宝されていたようです。

4.コラット

あるいているコラット

コラットは、タイを原産とする猫種です。タイの古い書物にも記述があり、古来より幸運をもたらす猫として知られ、一般人の手に渡ることはほとんどありませんでした。

コラットの被毛はブルーの単色で、短く密生し、シルクのような光沢を持ちます。「雨雲の色」とも形容される独特の美しさが魅力です。瞳は成長に伴って変化し、子猫の頃はアンバーがかった色合いですが、成長すると鮮やかなペリドットグリーンへと変化します。

非常に賢く、好奇心も旺盛ですが、同時に繊細で用心深い一面も持っています。家族には深い愛情を示し、ひとりの飼い主に強く懐く傾向があります。

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