『王族』のもとで愛された猫種5選 高貴な魅力や性格、歴史的背景まで解説

『王族』のもとで愛された猫種5選 高貴な魅力や性格、歴史的背景まで解説

5.ターキッシュアンゴラ

チューリップの前に立つターキッシュアンゴラ

ターキッシュアンゴラは、トルコ(旧オスマン帝国)のアンゴラ地方を原産とする、非常に古い自然発生種の猫です。長く優雅な体躯と、シルクのような美しい長毛、そしてふさふさとした尻尾が特徴として知られています。

ターキッシュアンゴラの被毛は純白が多く、16世紀にヨーロッパに紹介された際は、その優雅さからたちまち貴族たちの間で人気を博しました。フランスの女王マリー・アントワネットが愛した猫としても有名です。

オスマン帝国時代にはスルタン(君主)の宮殿で愛され、大切に飼育されていました。

性格は非常に活発で遊び好き、そして好奇心旺盛です。非常に知的で、家族とのコミュニケーションを好み、人間の行動をよく観察しています。甘え上手でありながら、自立心も旺盛で、犬のような忠誠心を示すこともあります。

まとめ

かごのふちに手をかけて身体を乗り出すシャムの子猫

世界各地の王族や貴族に愛されてきた猫たちは、権威の象徴や幸運の使者として、また心を癒やすパートナーとして重要な役割を果たしてきました。

シャムの瞳、ロシアンブルーの輝き、ペルシャの優雅さなど、外見的な魅力に加え、賢さ、愛情深さ、人間に寄り添う穏やかな気質こそ、彼らが王宮生活の中で特別な地位を確立できた理由です。

これらの猫たちを迎えることは、何世紀もの時を超えて受け継がれてきた高貴な歴史と血筋に触れることでもあります。今では世界の多くの国で家庭猫として愛され、その魅力は時代を超えて広がり続けています。

提供元