脳梗塞や脳出血は、ある日突然発症する病気です。正しい知識を理解しておくことで、後遺症の軽減や命を守ることが可能となります。そこで、脳梗塞・脳出血とはどのような疾患なのかについて、「あたまと内科のうえだクリニック」の上田雅道先生に解説していただきました。

監修医師:
上田 雅道(あたまと内科のうえだクリニック)
福島県立医科大学医学部卒業。名古屋掖済会病院脳神経内科、豊橋市民病院脳神経内科、名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学、中部ろうさい病院神経内科医長を経て、あたまと内科のうえだクリニック院長に。医学博士。日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、愛知県難病指定医、麻薬施用者免許、日本頭痛学会会員、日本認知症学会会員。
編集部
脳梗塞とはどのような疾患ですか?
上田先生
脳梗塞は、脳の血管が詰まり、血流が途絶えることで脳の組織が酸素や栄養を受け取れなくなり、機能障害を引き起こす疾患です。これにより、脳が体に指令を出すことが困難になるため、身体の麻痺や感覚障害、言語障害などの症状が現れます。
編集部
では脳出血とは何ですか?
上田先生
脳出血は、脳内の血管が破れて出血し、脳組織を圧迫することで障害を引き起こす疾患です。高血圧が主な原因とされ、突然の頭痛や意識障害を伴うことがあります。脳梗塞と同様に、身体の麻痺や感覚障害、言語障害などの症状が現れます。脳梗塞と脳出血、そして主に動脈瘤の破裂で起こる、くも膜下出血の3つを合わせて「脳卒中」と呼ばれています。
編集部
脳梗塞や脳出血のリスク要因は何ですか?
上田先生
主なリスク要因には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、過度な飲酒、肥満、ストレス、運動不足などがあります。特に高血圧は脳出血の最大のリスク要因であり、適切な血圧管理が重要です。また、不整脈(特に心房細動)は、血の塊を作りやすく、脳梗塞の原因になることがあります。
※この記事はメディカルドックにて<脳梗塞・脳出血の前兆をご存じですか? 初期症状として現れるサインを医師が解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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