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田村芽実、出演を熱望した音楽劇への参加に「こんなに楽しみ、ワクワクな気持ちで初日を迎えるのは子役以来」

田村芽実、出演を熱望した音楽劇への参加に「こんなに楽しみ、ワクワクな気持ちで初日を迎えるのは子役以来」

囲み取材に応じた清水くるみ、田村芽実(写真左から)
囲み取材に応じた清水くるみ、田村芽実(写真左から) / 撮影:松崎太陽

田村芽実と清水くるみが、7月4日に東京・有楽町のI'M A SHOWで開催された音楽劇「超、Maria」取材会及び公開ゲネプロに、もも(チャラン・ポ・ランタン)、作・演出・出演の根本宗子、音楽担当の小春(チャラン・ポ・ランタン)と共に出席。初日を迎える感想などを語った。

■6年ぶりの再演!今回はWキャストに

「超、Maria」は、劇作家・演出家・俳優としてマルチに活躍する根本と唯一無二の音楽性を放つ歌とアコーディオンの姉妹音楽ユニット、チャラン・ポ・ランタンがタッグを組んだ完全オリジナル音楽劇。2020年の初演以来6年ぶりの再演となる今回は、オリジナルペアのもも・根本による“チームシスター”に加え、本作への出演を熱望していた田村と清水による“チームエンジェル”がWキャストとして加わった。

新キャストであるかな役の田村は、初日を迎える心境を「緊張しているんですけど、こんなに楽しみ、ワクワクな気持ちで初日を迎えるのは子役以来です」と明かし、「それぐらい本当に楽しみで、初日が終わった後の『やったね!』みたいなのってどんな感じなんだろうと思うぐらい、とんでもなく楽しみです」と、天真らんまんな言い回しで幕が上がる瞬間に期待を込めた。

初演時に本作を観劇して以来、出演を熱望し、根本に直談判していたという田村だが、いざ参加が決まって「『私も出たいです!』ってそんな簡単に言うもんじゃなかったな、っていうぐらい稽古はすごく難しくて、大変で。体力的にも精神的にもきついと思う瞬間もありました」と吐露。

ただ、それ以上に楽しさが勝ったそうで「老若男女問わず、みんながいろんなポイントに共感したりとか、面白さを感じる作品だなと。『なんか楽しかった』で終わってしまう作品ってたくさんあると思うんですけれども、ちゃんとテーマだったり、後から考えさせられるものだったり、思い出してしまうもの、演劇だからこそもらえるお土産みたいなものもしっかりともらって帰ることができる作品だなと感じています」と胸を張り、「たくさんの人に見に来てほしい、というだけじゃなくて、見に来てくれないと悔しいという、初めての感覚です。今までにない演劇作りができたんじゃないかなと思っています」と、熱量たっぷりに本作への思いを語った。

■清水「私は結構緊張しています(笑)」

一方、同じく新キャストとなるゆう役・清水は、初演舞台の印象を「演劇を超えたエンターテインメントだなと感じて、すごくパワーをもらえる作品でした」と評し、自分が演じることになって「稽古は本当に大変で、見ていて楽しい分だけ大変なことがすごくあって、私は結構緊張しています(笑)。かなが振り回してくれるので、それに乗っかってゆうは頑張っていきたいなと思います」と、田村とは対照的に緊張していることを打ち明けた。

オリジナルペアのかな役であり、作・演出を手掛ける根本は「ファーストコール(最初に声を掛けた)したお二人が受けてくださってるんですけど、田村芽実ちゃんが最初に『超、Mariaをやりたい』と5年前ぐらいに初めて会ったときに言ってくれていて。『くるみんと一緒にやりたい』とおっしゃっていたのがすごく自分の中に残っていて、その後お二人が共演している『ヘアスプレー』というミュージカルを見に行ったり、同じ役をやられた『キンキーブーツ』を見たりしました」と述懐。

そしてその上で「ももさんと芽実ちゃんが同じ役をやるのは、お二人ともすごく私の中で天真らんまんなキャラクターが似合うなと。歌声の良さも、ももさんとは違った味を芽実ちゃんが持ってるので、すごくいいなって思って」と話し、清水のキャスティングについては「自分がやっている役を別の方にお渡しする、というのが自分の中で一番迷いどころだったというか、この役はももさんとやるなら、どういう人が横にいたらいいかということを考えて書いてしまっているので、自分が出ながらちょっと調整しているというか。出ていることで演出している部分があったので」と、作・演出も手掛けるからこその悩みがあったことを告白。

その中で、以前タッグを組んだことのある清水が起用された。根本は「1から一緒に考えて作ってくれる女優さんは誰かなって考えたときに、くるみちゃんが一番適任なんじゃないかなと思って。くるみちゃんがやってくれたことで、私も自分の役をもう1回見つめ直すきっかけになりました。やっぱり4人いたからブラッシュアップできていると思うので、自分としてもさらに『超、Maria』がいいものになったなと思っているところです」と、Wキャストにしたからこそ相乗効果で磨きがかかったことを伝えた。
根本宗子
根本宗子 / 撮影:松崎太陽


■もも、田村&清水のWキャストに「イエーイ!」

また、オリジナルペアでゆう役を務めたももは、Wキャストでの再演について「Wキャストと聞いたとき、『外から見られるんだ!イエーイ!』となりました。全然違う『超、Maria』が客席から見られることの喜びと、お芝居、稽古を毎日一緒にやっていたので、他の人がやることでさらに『超、Maria』の面白さを実感したというか、自分が喋っているセリフも、めいめいちゃん(田村)が喋り、動くことで全然見え方も違って。ダブルで楽しめる作品に仕上がったな、イエーイ!という感じです」と、喜びを語った。

そして音楽を担当する小春は「6年ぶりに客観的に見ると、とんでもないものを私たちは6年前に作ったんだなと思いました。稽古中に『ちょっと待って、これめっちゃいい曲じゃない?』って。1時間ちょっとの舞台の中にだいぶそういう曲を入れている」と自信をのぞかせつつ、4人のインパクトの強いビジュアルに言及し、「愉快な二つ結び(髪形)が4人もいて、この見た目だけで伝わるか不安なんです。“ピヨピヨしている4人の愉快な舞台”だと思われたら本当にたまったものじゃないというか(笑)。いい感じに書いておいてください!」と独特の語り口で、取材陣に呼び掛けた。

■「超、Maria」ストーリー

小学校に入ったばかり勉強嫌いな6歳のかな(もも/田村)はノートを見せてもらったことをきっかけに、ゆう(根本/清水)と仲良くなる。

2人は父親が忙しく、なかなか会えないという境遇が似ており、すぐに意気投合。自分たちの父は忙しくて最高に格好いいと互いに言い合い、楽しい毎日を送っていく。

そんなある日、下校途中にひょんなことから2人は人生最大の秘密を知ることになり…その日から自分たちが予想もしていなかった人生のジェットコースターがスタートする。

「わたしの不幸は誰かの幸せ」そう歌う2人が導き出す幸せの答えとは――。

音楽劇「超、Maria」は、7月4日(土)〜12日(日)まで東京・I’M A SHOWにて上演される。

◆取材・文=武原堅人(STABLENT)

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