ユナさんは家族で賃貸アパートに住むママ。最近仲良くなったママ友・サキさんは明るくてとてもいい人でした。ある日、お茶をしながら新居探しの話題に。こだわりの注文住宅を建てたサキさんは、「新築戸建てが最強よ」と自身の考えを強く主張。
その後、条件に合う中古物件を見つけたユナさん夫婦が購入を決めると、サキさんはその選択を認めようとせず、批判を繰り返します。そして、その言動は次第にエスカレートし……。
ユナさんが、実家が近いことを説明すると、地域そのものを見下すような発言まで飛び出し、自分が選んだ地域の良さを得意げに語り始めました。
そして、ユナさんの家を見たいと、強引に後をついてきたサキさん。周辺の土地価格を知り、「心配なくらいお手頃」と高笑いします。施工を手掛けたのが地域の工務店だとわかると、「うちは大手だから安心よ」と比較して自慢します。その後、当然のように家の中に上がり込もうとするサキさんに対し、ついにユナさんは拒絶。
それ以降、ユナさんはサキさんと距離を置こうとしますが、公園で偶然サキさんに遭遇してしまい、断りきれずサキさんの家について行くことになりました。家につくや否や、サキさんの自慢話が始まりますが、通りがかった高齢女性たちが、サキさんの家を見て「こんなところに建てるなんて……」と話し始めたのです。
「高いから大丈夫」は本当?













サキさんの家の土地について、高齢女性たちは「昔から天災などで崩れたことがある場所で、家を建てるには向いていない」と説明しました。
するとサキさんは、「うちは有名なハウスメーカーで建てた高級な家だから安心なの」と反論。
ユナさんは、以前夫から聞いた土地価格のからくりについて思い出し、サキさんの勘違いを指摘したのでした。
これまで他人の家を評価してきたサキさんでしたが、実は自分自身も十分に購入した土地を理解できていなかったことが明らかになりましたね。
家の価値は、ハウスメーカーの知名度や建物の豪華さだけで決まるものではありません。土地が持つ歴史や特性、周辺環境など、目に見えないさまざまな要素を踏まえて決まるものであり、地盤改良の有無といった重要な情報は、売主側から契約時にきちんと説明されているはずの内容です。買主側も、金額の高さだけに安心せず、購入前にその中身をしっかり確認しておくべきものでしょう。
「高いからとりあえず大丈夫」という過信だけで現実から目をそらすのではなく、正しい知識に基づいて物事を見つめることが大事ですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ねぼすけ

