母の死後、妹と父の状態が不安
案の定、父の食事はコンビニ弁当が増え、家の中はあっという間に汚れていった。まなも「お母さんはできたのかもしれないけど。私には無理!」と、家事も仕事も拒否し続けた。
結局私は週末に実家に帰り、できる限りの家事を手伝ったが、その場しのぎに過ぎない。父と妹の間には、目に見えない深い溝が静かに広がり始めていた。
「どうか、もめごとに起きませんように」
冷戦状態のような、ぴんと詰めた糸のような、とても危うい状態に感じた2人の状態。もめごとが起きないように願わずにはいられなかったが、当然、こんな状態で家族が平穏でいられるわけがないのである――。
あとがき:母の死とニートの妹
母が病と闘っていた数年間、家族のバランスは保たれていました。母という「調整役」がいなくなった途端、昭和の頑固な父と、社会性を失った妹の歯車が噛み合わなくなります。
この物語は、「人生って、なんでこんなに理不尽なんだろうね」というほのかの呟きから始まりました。長女として、真面目なほのかは、なんとか家族を繋ぎとめようとしますが、家事一つをめぐる対立は、この後の大きな事件の予兆に過ぎないようです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

