由美さんは、夫の聖也さんと1歳半になる娘・こころちゃんとの3人暮らし。現在、第二子を妊娠中です。夫は自分を「気配りじょうず」だと思っていて、育児には積極的に参加してくれますが、娘の安全をあまり考えてない夫のやり方に、意見してしまうことも……。夫のする娘のお世話はヒヤッとする場面も多く、そのたびに由美さんが夫を責め、険悪な雰囲気になっています。
ある日、由美さんは友人のミズキさんから提案され、夫と一緒に家族ぐるみの交流会へ。しかし到着早々夫は失言し、ミズキさんからノンデリだと指摘されてしまいました。
そこで夫は気配りじょうずなミズキさんの夫・コウさんの行動をまねし、みんなから褒められ、「相手が喜んでくれるうれしさ」を思い出しました。その気配りを続けると同僚からも褒められましたが、先輩には不評で、同僚と不適切な関係と勘違いされ……。同僚が先輩に「ノンデリが過ぎる」と指摘すると、先輩は後輩をたしなめ、ピリついた空気に。
「じ、じつは~!!! 」
同僚が先輩に「ノンデリすぎる」と言ったことでピリついた空気をなんとか変えようと、夫は自分も以前妻の友だちから「ノンデリ」だと指摘されたのだと話しました。
するとそれを聞いた先輩は、「嫁になめられているからそんなことになるんだ」「たしかにデリカシーのないときもあるな」と、捨て身で気を配った夫に対して言いたい放題。さんざんこき下ろした挙句、今度は夫の同僚へ嫌味を言い始めました。
「デリカシーないって伝えてくるほうも『のんでり』だと思うがなぁ!」
ノンデリ先輩に対して、夫は…








「俺らノンデリ~🎵」
先輩は反省するどころか、「ノンデリ」だと指摘した同僚もノンデリだと認定し、歌にしてからかう始末。それを同僚は腹立たしく思いながらも、半ば諦めている様子です。
また空気が悪くなったと感じた夫は、さらに気を配ります。
「俺は言ってもらって助かりました!」
やんわりと同僚を擁護した夫。そして先輩に缶コーヒーを手渡し、休憩をすすめます。
「さすが気配りじょうずだな!笑」
すると先輩は、いくつか嫌味を言うも上機嫌で仕事へ戻っていくのでした。
◇ ◇ ◇
場がピリついたとき、正面からぶつかるのではなく、さりげないひと言や小さな気遣いで空気を変えようとした夫。こうした立ち回りは簡単なことではありませんが、相手を尊重しながら場を収めるという姿勢は、職場でも家庭でも役立つものかもしれません。
また、以前妻の友人から「ノンデリ」と指摘されたことを「気づいてなかったから、言ってくれてよかった」と素直に受け止めて改善しようと努力した夫のように、耳の痛い言葉こそ、自分を変えるきっかけになることがありますよね。
指摘してくれる人の存在を大切にしながら、自分自身と向き合い続けることが、少しずつ人間関係を豊かにしていくのかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター ミント

