
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。
今回はサンデーうぇぶりで連載されていた『黒魔法寮の三悪人』の作者・斎藤キミオさんに注目し、サンデーうぇぶりで読切作品として掲載されている『天宮エマの未知の実話』をご紹介しよう。
同作は両親がお金持ちの天宮エマが、未来からやってきた自分と対じする様子を描いたショート漫画。以前斎藤さんのX(旧Twitter)に投稿されると、3000以上の「いいね」が寄せられている。そこで作者の斎藤さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
■未来からやってきた自分に助言されるかと思いきや…

「マジで人生 イージーだわ~」
札束を眺めながらひとり呟いているのは、両親が会社経営者で裕福な家庭で育った天宮エマ。「全部推しにつっぱしよ」と余裕を見せていると、急に背後から「それはどうかな?」と声をかけられる。
そこにはスーツを着た女性が立っており、「お前は週休0日の激ヤバブラック企業で粉くずになるまで使い潰される」と続ける。慌てたエマは素性を尋ねると、どうやらその女性はタイムマシーンで10年後の未来からやってきた26歳のエマらしく…。
読者からは「クズすぎるけど、むしろ清々しい」「作者の生み出すクズからしか得られない栄養がある」といったコメントが相次いでいた。
■気をつけたポイントは「どうやったら読んでいる人を不快な気持ちにさせないか」

――『天宮エマの未知の実話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
サンデーSという月刊誌で毎月やっている読み切り企画がきっかけです。連載に向けて作品を構想していたのですが、煮詰まっていたので、ちょっと違うことをして空気を変えてみたいと思いやらせていただきました。サンデーSに掲載された後、2ヶ月後~くらいにうぇぶりの方にも掲載されている理解です。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
きっかけになった読み切り企画は毎回テーマが決まっていて、それに準じた内容にするルールとなっているのですが、今回は「実話」というテーマだったので、それをどう盛り込むかが一番悩んで時間がかかったポイントでした。
もう一つが、自分はよくクズなキャラクターを描くのですが、どうやったら読んでいる人を不快な気持ちにさせないか、というポイントにも気をつけました。
結果、「調子に乗っている主人公の元に未来の自分がたかりに来る。」という自業自得で「実話」というテーマもキレイにハマった内容にできたと思います。過去の自分を変える、とか、そういうことをしないところが凄く気に入ってます。
――昨年に連載されていた『黒魔法寮の三悪人』の最終巻が発売されましたが、改めまして今後の展望や目標をお教えください。
『黒魔法寮の三悪人』は自分でもすごく気に入っている作品なので、引き続きXなどで知ってもらえるようアピールしていきたいと思ってます。早く次の連載を始められるよう、作品作りを続けていきたいと思います。
――読者へメッセージをお願いします。
『天宮エマの未知の実話』 をお読みいただいて、もし興味を持っていただけたら作者の他作品も、サンデーうぇぶりから読めますのでチェックしていただけたら幸いです。

