
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、漫画家やイラストレーターとして活動するいしかわひろこさんの『歩いても疲れない 足裏アーチトレ』をご紹介しよう。
同作は、「運動大キライだけど健康になりたい」といういしかわさんが発信する“足裏アーチのゆるトレ”について解説したショート漫画。以前いしかわさんのX(旧Twitter)に投稿されると、8500以上の「いいね」が寄せられている。そこで作者のいしかわさんに、同作を描いた経緯について話を伺った。
■“足裏アーチ”をつくるトレーニング方法とは

ここ最近、歩き方を意識するようになり、そのかいもあって太ももやふくらはぎがスッキリするようになったいしかわさん。しかし、歩けば歩くほど足首が痛むようにもなり、どうやら「足裏のアーチが低い」ことが痛みの原因だったよう。
というのも、足裏のアーチが衝撃を受け止めきれないせいで、その負担が足首にかかっている状態になって、痛みが発生してしまうとのこと。そこでいしかわさんは、足裏のアーチをつくるトレーニングをはじめ…。
読者からは「シンプルで分かりやすいからすぐに真似できる!」「意外と難しいけど、毎日やるのは苦じゃない」など好評の声が相次いでいた。
■ゆるトレは理学療法士のアドバイスをもとに作られている?

――『歩いても疲れない 足裏アーチトレ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
最近になってウォーキングやランニングを始めたのがきっかけです。私は昔から運動が嫌いで、 しっかりと足を使った経験がなかったのですが…いざ走ってみると足のあちこちが痛むようになってしまって。
いろいろ調べたり試行錯誤するうちに、足の裏がその原因のひとつだったんだと分かりました。以前から自分の足裏がぺたんとしていることは知っていたけれど…まさかこんなところで影響するとは驚きでした。
――描いたうえで 「こだわった点」 あるいは 「ここに注目してほしい!」 というポイントがあ れば教えてください。
今回のトレーニングは動きとしてはとても小さいうえに、普段使わない足裏の筋肉を使います。足裏の筋肉を動かすイメージがつかみやすいよう、さまざまな角度から足の写真を撮って描いてみました。
また、地面と接している部分も重要なので、どの動きをしている時にどの場所が地面に着いているのかも分かるようにしています。
――数々のゆるトレマンガを描かれていますが、 トレーニング方法はどのような流れで考えたり、 思いついたりするのでしょうか?
トレーニングについては私が思いついているわけではなく、実際のトレーニングやリハビリの動きなどを参考にしています。いわゆる一般的な「筋トレ」だとハードルが高すぎることが多いので、理学療法士の先生に相談してアドバイスしていただいています。
その中で、自分でも気づかなかった体の動きや変化を観察しながら言葉やイラストで一つひとつ記録している…というイメージ。私自身が感覚で運動できるタイプではないので、私と同じように運動でつまづいてしまいがちな人に少しでも伝わるように描くことができ れば、と思っています。
――個人的な質問で恐縮ですが、デスクワークが多くて姿勢が猫背になってしまう場合におすすめのゆるトレをぜひお聞かせください。
私も猫背になりがちなのでよく分かります…!個人的にとても良かったのは「腕が上がる 肩まわりストレッチ」です。
デスクワークが多くなると胸の筋肉が固まってしまい、肩が前に出やすくなるそうです。その時にこのストレッチで胸と背中を伸ばしてあげることで姿勢を整えやすくなります。椅子に座ったまま手軽にできるので、私もデスクワークの合間によくやっていますよ。
――読者へメッセージをお願いします。
いつも読んでいただきありがとうございます。みなさんの「やってみて良かった!」という声がパワーの源になっています!毎日忙しいとは思いますが、体に気をつけてお互いぼちぼちでいきましょうね!

