パーキンソン病は、高齢者に多い病気と言われていますが、若い世代でも発症することがあります。実際のところ、「どんな人がなりやすいのか」「どのような初期症状があるのか」など、気になる人も多いのではないでしょうか。今回は、パーキンソン病になりやすい人の特徴について、「あさり内科クリニック」の浅利先生に解説していただきました。

監修医師:
浅利 博基(あさり内科クリニック)
大分大学医学部卒業。その後、浜松医科大学医学部附属病院、静岡市立清水病院内科・神経内科で経験を積む。2021年、静岡県静岡市に「あさり内科クリニック」を開院。日本内科学会認定総合内科専門医、日本神経学会認定神経内科専門医、日本認知症学会認定専門医、日本リハビリテーション学会認定臨床医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医。
編集部
パーキンソン病は遺伝するのでしょうか?
浅利先生
一部の遺伝子が関与する家族性パーキンソン病が存在しますが、全体の割合でみると遺伝によるものは少数です。多くのケースでは環境因子や加齢が発症に関係していると考えられています。
編集部
パーキンソン病になりやすい人の特徴はありますか?
浅利先生
パーキンソン病の原因について現段階で詳しくは解明されておらず、何かの要因が病気を引き起こすわけではありません。統計的には、50歳以上の高齢者に多く、加齢が大きなリスク要因とされていますが、40歳以下でも発症する「若年性パーキンソン病」もあります。日本では女性に多いのですが、海外では男性が多いというのも特徴です。また、農薬や重金属などの環境因子が影響する可能性も指摘されています。
編集部
パーキンソン病は進行性の病気なのでしょうか?
浅利先生
はい。進行のスピードには個人差がありますが、一般的には数年〜数十年かけて徐々に進行します。早期に診断を受け、適切な薬物治療やリハビリテーションをおこなうことで、活動性や生活の質を維持することが可能です。
編集部
パーキンソン病は完治する病気なのですか?
浅利先生
現在のところ、完治させる治療法は確立されておらず、薬物療法やリハビリテーションによって症状をコントロールしながら、日常生活を続けることが治療の目標とされています。進行した場合には、脳深部刺激療法(DBS)という手術が検討されることもあります。特に近年は、薬物療法やそのほかの治療についても研究が進められており、新たな治療法の開発が期待されています。
※この記事はメディカルドックにて<「パーキンソン病」になりやすい人の特徴はご存じですか? 初期症状や治療法も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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