
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、5月25日に発売された『顔だけ俳優、育成中につき』(徳間書店刊)を紹介する。作者の柳ゆとさんが、5月25日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、柳ゆとさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■“大根役者”と呼ばれる荒れた俳優とマネージャーの出会い

美貌だけが売りの大根役者・伊勢翔太。鈴木陸は、そんな彼のマネージャーとなった。ところが、撮影直前に台本ではなくラノベを読む、弁当に文句をつけるなど噂通りの荒れ具合を見せる翔太に大苦戦。
ある日、陸は仕事終わりの翔太を車で送ろうとするが断られてしまう。日付が変わっても連絡の取れない陸は、翔太を気にしてSNSで情報収集。深夜まで遊び歩いていることを知ると、彼の元へ行き柔道で投げ飛ばし…。
この思わぬ展開を見せる俳優とマネージャーの物語を読んだ人たちからは、「面白すぎて先が気になる」「絵もお話も最高」など、多くのコメントが寄せられている。
■「感情が隠せなくてコロコロ変わる翔太のダイナミックなしぐさと表情です!」作者・柳ゆとさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
担当編集の方から芸能界もののご提案をいただいたことがきっかけです。まず、見た目はカッコいいけど中身は全然カッコ良くない芸能人、伊勢翔太が思い浮かびました。続いて、彼を最も困らせそうな相手として、正反対のルックスと性格を持つマネージャーの鈴木陸というキャラクターが誕生しました。
――本作では、耐えに耐えた陸が翔太に本音をぶつけるシーンが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
こだわった点は、陸がまるで猛獣使いのように翔太を手なずけていますが、翔太は一方的にやられっぱなしにはならないようにバランスを取ろうとしたところです(笑)。注目してほしいポイントは、感情が隠せなくてコロコロ変わる翔太のダイナミックなしぐさと表情です!
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
真夜中に翔太が陸に電話で告白するシーンです。顔が見えない電話越しでの告白で、『多分…』という確信のない言い方は、普通なら最低な告白の仕方だと思います(笑)。ですが、『翔太だから許される』というシーンを作りたいと思いました! 思い通りに上手く表現できたようで嬉しいです。
――ストーリーやキャラクターデザインを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
陸は童顔で小柄な体型ですが男前な格好良さを失わないこと、翔太はとにかくムカつくけどその中にも格好良さとかわいさを失わないことを意識していました。
――今後の展望や目標をお教えください。
ただその瞬間面白いだけじゃなく、何年経ってもなぜ面白かったのかを読者の皆さんに思い出していただけるような作品を作っていきたいと思います。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
天狗になっている問題児俳優が体育会系のスパルタマネージャーという天敵に出会ってしまい、ドタバタするラブコメです。笑いながら楽しく読んでいただけますととても嬉しいです。よろしくお願いします!

