影響(1) 家計が楽になり進路選択の幅も広がる
制度変更が実現した場合にもっとも大きなメリットを感じているのは、これまでの制度では所得制限のために支援の対象外だった家庭です。所得制限の撤廃によって経済的な負担が軽減されることへの期待が寄せられています。
これにより、私立高校の選択肢が現実的になり、子どもの希望を優先した学校選びができると期待する声が多く見られます。
・「所得制限が撤廃されることで、これまで私立高校の学費が負担で選択肢から外していたが、経済的な理由を気にせず志望校を選べるようになると思います。(NKさん 大阪府 中2男子 保護者)」
・「現在、わが家の世帯年収では無償化の対象外なので、制度が変わることで、私立高校を選択肢に入れることができ、家計の負担が軽減される見込みです。特に、私立高校の授業料が無償になることで、これまで公立高校しか選択肢になかったのが、子どもの希望や学力に合わせた学校選びができるようになるのは大きな変化です。(TGさん 愛知県 中3男子 保護者)」
影響(2) 所得制限を気にせず働けるようになる
もともと高校無償化の対象だった家庭でも、制度変更による家計への影響を感じるとの声も見られました。これは制度変更によって「世帯年収の壁」を気にすることなく、より安心して働けるようになる、といった意見です。
・「私立校に進んだ場合でも、助成金や年収を気にせず仕事を増やせるようになる。(まりさん 埼玉県 中3女子 保護者)」
・「全員が対象になるので、夫婦で働いても授業料に関しては心配がなくなるのはうれしい。(りんさん 埼玉県 中3男子 保護者)」
