10月13日は「さつまいもの日」、さらにその1か月後の11月13日は「いい焼き芋の日」です。このことからも分かるように、さつまいもは、10月から翌年1月頃までが最も美味しい旬の時期。そのままふかして食べるもよし、料理やスイーツに使ってもよしの万能食材で、この季節を楽しみにしている人も多いのでは? そんなさつまいもの栄養や種類、美味しい食べ方などを深堀りしました!
美容にも健康にもよい! 秋の味覚「さつまいも」
さつまいもは、食物繊維が豊富な上、「ヤラピン」という腸の働きを促す成分も含まれているので、その相乗効果で便秘を防ぐ効果が期待できます。
また、みかんと同じくらいに「ビタミンC」を多く含みます。ビタミンCは美肌効果を期待できるだけでなく、抗酸化作用で免疫力も高めてくれる頼もしい栄養素。しかも、さつまいものビタミンCは、加熱しても壊れにくいという特徴があります。
紫色の皮には、抗酸化作用の高い「アントシアニン」を含み、さらに果肉の部分よりも「カルシウム」が豊富なので、苦手でなければ綺麗に洗って皮ごと食べるのがベター。栄養を効率よく摂取することができます。
「ほくほく系」と「しっとり、ねっとり系」
現在日本で栽培されているさつまいもの品種はおよそ65種類! こんなにたくさんの種類があるのかと驚いた人も多いのではないのでしょうか? かくいう私も、毎年家族で収穫体験に行くほどのさつまいも好きですが、そのうちの10種類も食べたことがありません。
春雨などの原料になるでんぷん用や焼酎用のものもありますが、私たちが普段焼きいもやスイーツなどで口にするさつまいもは、大まかに分けて、昔ながらの「ほくほく系」と、水分をたっぷり含んだ「しっとり、ねっとり系」のふたつの食感に分けられます。
今回は、スーパーで比較的目にすることの多い品種を挙げながら、それぞれどのような特徴があるのかをざっくりとご紹介します。地域によってもお店に並ぶラインナップは変わりますが、ぜひ好みのさつまいもを選ぶときの参考にしてみてください。
参考:農林水産省「令和5年度いも・でん粉に関する資料」[PDF]
料理向きの「ほくほく系」
粉質で水分が少なく、ほくほくとした食感が特徴の「ほくほく系」のさつまいも。甘さ控えめで、昔ながらのさつまいもらしい素朴な味わいを好む人におすすめです。
代表的なものだと、「なると金時」、「紅あずま」、「高系14号」、「紅さつま」、「宮崎紅」、「栗かぐや」、「すずほっくり」、「パープルスイートロード」などがあります。
すっきりとした甘さでしつこくない上、繊維も少ないので料理に使いやすいのも嬉しいポイント。メニュー次第ではきちんと白いご飯のおかずにもなりますよ。
焼きいもはもちろん、ほっくり感をいかして天ぷらやさつまいもご飯、大学いもなどにするのがおすすめ。水分が少なくべちゃっとしないので、煮物や炒め物、サラダにもぴったりです。シンプルに焼肉やバーベキューの食材にするのも◎!
スイーツ向きの「しっとり、ねっとり系」
「しっとり、ねっとり系」のさつまいもは、少し粘り気のあるねっとりとした食感と、まるでスイーツのような強い甘さが特徴です。
焼きいもブームを牽引する「紅はるか」や「安納芋」をはじめ、しっとり感も強い「紅まさり」や「シルクスイート」、「クイックスイート」、紫いも系には珍しいねっとり系の「ふくむらさき」、そのほか「マロンゴールド」、「あまはづき」などがあります。
焼きいもや干しいもにしたり、「ほくほく系」に比べると甘さが強いものが多いため、スイーツにもぴったりです。特に、クリームのようななめらかさをいかしたスイートポテトやモンブランなどがおすすめ。そのまま食べても濃厚な甘さが際立つので、砂糖の量を抑えることができます。

