「こんな盛大な売春文化を恥と思わないのか?」渋谷スクランブル交差点の“パパ活トラック”が問いかける日本社会の倫理観

「こんな盛大な売春文化を恥と思わないのか?」渋谷スクランブル交差点の“パパ活トラック”が問いかける日本社会の倫理観

“パパ活トラック”に批判殺到

 さまざまな意見や情報が行き交うSNS……。2025年10月13日頃から、X(旧Twitter)では「パパ活アプリの宣伝車」に対するさまざまな意見が寄せられていました。渋谷のスクランブル交差点で目にする「パパ活アプリ」を宣伝するトラック。その車両を目にした人々からさまざまな意見が寄せられました。もととなる投稿は瞬く間に拡散され、投稿は24時間で1万5000以上の「いいね」を獲得。大きな社会的な議論を呼んでいます。

 パパ活(富裕層男性と女性の金銭的支援を伴う交流)を仲介するアプリの広告宣伝車が、日本の最も有名な交差点の一つである渋谷スクランブル交差点周辺や新宿などの繁華街で走行しているという今回の目撃情報は、以前より、複数の類似投稿や写真により問題視されてきました。

「国際的な恥」と「個人の自由」で二極化

 この投稿に対するコメントは、性風俗の公的露出に対する社会の倫理観を問うものであり、賛否が激しく分かれています。

 賛成派(規制を求める声)は、「公道は公共の場であり、性搾取の宣伝は不適切だ」という倫理的なハザードを主張しています。特に、「海外に知られたいですか?こんなに盛大な売春文化を恥とも思ってない倫理感の国」といった、日本の国際的イメージ低下を懸念する声が目立ちました。また、子を持つ親からは「子供の前で性産業を堂々と宣伝するのは教育上問題」との強い懸念が示されています。

 一方の反対派(擁護・現実論の声)は、少数ながらも「個人の自由」や「需要がある以上仕方ない」という経済的・現実的な視点を主張しています。中には、「恥ずかしいと思うのは古い価値観。グローバル化で性はオープンだ」とする意見や、「貧困女性の選択肢を奪うな」という、より構造的な問題に言及する見解も見られました。

配信元: LASISA

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