
カトリックの国として知られるイタリアですが、近年は若者たちの宗教離れが顕著。
結婚式も、依然と比べると規模が小さくなりました。教会ではなく、市役所で行う簡易的な市民婚を選ぶ人が多くなってきた印象です。
珍しく、信仰心の篤い若いカップルが教会で結婚式を挙げることになりました。
場所は、ローマの七つの丘のひとつアヴェンティーノにあるサンタンセルモ教会。
「祈り、働け」というモットーで有名なベネディクトゥス修道会の重要な教会です。
同修道会の清貧の精神を反映して、教会内はごくシンプル。
歴史ある教会が多いアヴェンティーノの他の教会と比べると、1900年に完成した建物はモダンです。
一般的に6月が結婚シーズンといわれますが、最近は温暖化の影響で、5月に行うカップルが増えました。
この日も、初夏のローマらしい太陽とジャスミンの香りの風が吹き、カップルの門出を祝福。ただし結婚のためのミサは非常に長く、2時間にわたりました。
アヴェンティーノ丘には、聖マルタ騎士団の本拠地もあります。
チルコ・マッシモを挟んで、パラティーノ丘と向かい合うように位置するこの丘、静かな散策に向いています。

