キョウコさんは、仕事・家事・育児をこなす兼業主婦。夫のトモヤさんと、保育園に通う息子のヒロトくんの3人で暮らしています。
トモヤさんは当日の朝に飲み会があることを告げたり、近所の人に頼まれたゴミ当番をキョウコさんに丸投げする、いわゆる【断れない男】。勝手に引き受けてはキョウコさんに押し付けるので、困り果てていました。
キョウコさんから「自分が引き受けた仕事は自分でやって」と言われたトモヤさんは、ゴミ当番の最中に町会長・西園寺さんの娘・アミさんと知り合い、連絡先を交換します。
後日、トモヤさんは町会長に誘われたという飲み会へ行くと、そこで待っていたのは町会長ではなくアミさんだけ。その場の雰囲気に流され、関係を持ってしまいました。
“頼られるオレ”が好きなトモヤさんは、会社でも子どもが生まれたばかりの後輩・小寺さんに仕事を押し付け、小寺さんが体調不良でも休日出勤や残業を強いていました。部長は違和感を覚え、飲み会の席でチクリと指摘しますが、トモヤさんは納得できません。
その帰り道、アミさんに車で迎えに来てもらい、人目のつかない場所で迫られると、トモヤさんは断ることなく再び関係を持ってしまったのです。
帰宅するトモヤさんを待っていたキョウコさんは、「離婚したい」と告げました。
家事・育児を一切せずに面倒ごとばかりを押し付けられ続ける生活に、とうとう限界を迎えたのです。
しかし、トモヤさんは浮気がバレていないとわかると、「育児ノイローゼだよ。大変だねぇ~」と、まるで他人事のように返事をします。
妻に離婚を切り出された夫は…?









「わかったわかった、その話はまた今度ね」
キョウコさんがどれだけ真剣に訴えても、トモヤさんはまともに向き合おうとしません。
さらに「寂しい思いさせてごめんな」「オレは出来る男だから、安心して」とキョウコさんを抱き寄せ、肝心な話からは逃げるばかりです。
「離婚の覚悟は伝わらなかった。夫は一生変わらない!」
そう悟ったキョウコさんは、水面下で離婚の準備をすることを決意したのでした。
▼キョウコさんが「離婚したい」と口にしたのは、単なる思いつきではなく、切実な想いだったはず。真剣な訴えから目をそらし、ごまかし続けるトモヤさんの言動は、余計に心の溝を深めてしまう要因になりかねません。
キョウコさんが求めていたのは、その場しのぎの言葉ではなく、自分の苦しさに向き合ってくれる誠実な姿勢です。夫婦だからこそ、不満やSOSを軽く受け流さず、真剣に耳を傾けることの大切さを考えさせられるエピソードでした。
著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ

