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水上恒司、主演作「シナントロープ」が放送文化基金賞「奨励賞」受賞 「回収しきれてない伏線があるんです」と続編を懇願

水上恒司、主演作「シナントロープ」が放送文化基金賞「奨励賞」受賞 「回収しきれてない伏線があるんです」と続編を懇願

「第52回放送文化基金賞」贈呈式に登壇した水上恒司
「第52回放送文化基金賞」贈呈式に登壇した水上恒司 / 撮影:田中隆信

水上恒司が、7月8日に都内で開催された「第52回放送文化基金賞」贈呈式に登壇した。

■水上恒司「僕にとって宝のような日々になりました」

「放送文化基金賞」は、過去1年間(2025年4月~2026年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる賞。今回は、全国の民放、NHK、動画配信会社などから、全部で317件の応募、推薦があり、4月から約2カ月にわたる厳正な審査の結果、ドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16作品と、演技賞や企画・制作賞など個人7件、放送文化、放送技術部門で8件、さらに特別賞1件の受賞が決定した。

「ドラマ部門」の奨励賞を「ドラマプレミア23 シナントロープ」(テレビ東京)が受賞。物語の舞台は、街の小さなバーガーショップ“シナントロープ”。そこで働く8人の若者たちの中、大学生の都成剣之(水上恒司)は、バイト仲間の水町ことみ(山田杏奈)に密かに思いを寄せていた。そんなある日、店で不可解な強盗事件が発生し、静かだった日常が少しずつ歪み始める、というストーリーだ。

受賞を祝い、主演を務めた水上も登壇。「僕は此元(和津也)さんの脚本という名の設計図のもと、そして(監督の)山岸(聖太)さんの世界観の中で芝居をした一役者でしかないので大層なことは言えませんが、『シナントロープ』の撮影期間中、放送期間中、そして準備の段階でもとてもワクワクして充実した日々を過ごしていました。もちろん苦労がなかったわけではありません。ですが、本当に僕にとって宝のような日々になりました」と、作品への思いを語り、番組のスタッフ陣に「おめでとうございます」と、祝いの言葉を伝えた。
「第52回放送文化基金賞」贈呈式より
「第52回放送文化基金賞」贈呈式より / 撮影:田中隆信


■「苦労とか悩みとかドロドロした部分も含めて“青春”だと僕は感じたんです」

青春群像劇でありつつも、たくさんの伏線が張られたストーリーで、複雑さ、難解さも感じられる本作について、水上は「作品の撮影に入る前に、毎回僕は作品のメモみたいなのを取るんですけど、そこに書いてあったのは『まさに青春そのものだな』でした。青春って、キラキラしたものだけではなく、苦労とか悩みとかドロドロした部分も含めて“青春”だと僕は感じたんです」と自身の考えを語った。

そして「あの後、『シナントロープ』で出会ったバイト仲間たちとは人生の中で交錯することはほとんどないんだろうけど、その短い時間の中で濃密な時間を過ごしたというのは、きっとどんな人も記憶にあることだと思いますので、そこを濃密に魅力的に描いていくことを考えて演じていました」と撮影時を回顧。

さらに「回収しきれてない伏線があるんですけど、回収したいですね。させてください!」と、“続編”を懇願した。

また、この作品では「奨励賞」の他に、此元和津也氏が「脚本賞」を受賞。此元氏が出席できなかったため、チーフプロデューサーの平賀大介氏がトロフィーなどを受け取り、「『シナントロープ』では、誰かを簡単に理解したつもりにならないこと、それでも理解しようと近づいていくことを大切にしてきました。すれ違う会話や小さな嘘、何気ない選択の積み重ねが、やがて人と人の関係を形作っていく。そんな群像劇として受け取っていただけたならうれしいです。制作に関わっていただいた皆さん、そして最後まで見届けてくださった視聴者の皆さんに心より感謝を申し上げます」という内容の此元氏のメッセージを代読した。

「ドラマ部門」は、「夜ドラ ひらやすみ」(NHKエンタープライズ、NHK)が最優秀賞を受賞した他、「連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-」(WOWOW)が優秀賞、「戦後80年ドラマ 八月の声を運ぶ男」(NHK、WOWOW)が奨励賞を受賞した。
「第52回放送文化基金賞」贈呈式より
「第52回放送文化基金賞」贈呈式より / 撮影:田中隆信

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