
BMSG TRAINEE(トレーニー)の地上波初冠番組「BMSG TRAINEE Project the TRYANGLE」(中京テレビほか/Huluにて配信)が4月15日から全6話で放送された。本記事では、トレーニーたちが創作バトルに挑み、“1st Round”よりクリエイティブの幅が広い戦いとなった“2nd Round”の様子を振り返る。(以下、作品のネタバレを含みます)
■ひとつのメロディーから異なる“音楽”を証明する「BMSG TRAINEE Project the TRYANGLE」
同番組は、SKY-HIがCEOを務めるマネジメント&レーベル・BMSGのアーティスト育成方針のもと、レッスンを受けながらデビューを目指す育成生・トレーニーが、ひとつのメロディーから異なる「音楽」を証明する、新感覚クリエイティブ音楽バラエティー。
3つのチームに分かれたトレーニーたちが、自ら歌詞、振り付け、ステージ構成を考えて曲を作り上げ、音楽の完成度でNO.1を決定していく。トレーニーからは、YUTA、KEI、RAIKI、TAICHI、KANTA、REN、KAIRI、KEITO、COTA、RYOMA、AOI、HAL、YU、KEISHIN、RYOTO、ISANAの16人が出演している。
なお、動画配信サービス・Huluでは地上波放送版の見放題配信に加え、クリエイティブ制作の裏側、“本音”を記録した独白映像や未公開シーンを含むHulu特別版「the BACKANGLE」も独占配信中。
■2nd Roundでリーダーを務めるのは、TAICHI、RAIKI、YUTA
トレーニーたちが3日間集中して楽曲制作に取り組んだ“1st Round”。リーダー・YUTA率いるTeam GREENの「しゃぼんだま」、リーダー・KEI率いるTeam BLUEの「Mine」、リーダー・REN率いるTeam PINKの「Stock」、3チーム3様の楽曲が披露された。楽曲提供者・Aile The Shotaは優勝チームにTeam GREENを選ぶ。
Team GREENが歓喜にわき、他チームメンバーもクリエイティブに集中した3日間が終了しホッとしていたところに、TRYANGLEマスターから突然の発表が。“2nd Round”が始まること、次のラウンドでは曲とチームメンバーを入れ替えること、さらにトラックのみが与えられメロディーから自作することになると聞かされたトレーニーたちは驚きの表情を浮かべた。
1st Roundから数日後、再び集められたトレーニーたち。1st Roundに参加できなかったTAICHIとKEISHINが姿を現すが、この日はKANTAとYUが体調不良で欠席。そんななか、TRYANGLEマスターから共通トラックが発表された。今回トラックを提供したのは、BE:FIRSTやMAZZELにも楽曲提供している音楽制作チーム・INIMI(イニミ)のLOAR(ロア)とSAS(サス)。
さらにリーダーとチーム編成も発表。Team GREENは、リーダー・TAICHI、KEI、HAL、KAIRI、RYOTO、KEISHINの6人編成。Team BLUEは、リーダー・RAIKI、ISANA、KANTA、COTA、KEITOの5人編成。Team PINKは、YUTAが1st Roundに引き続きリーダーを務め、REN、RYOMA、AOI、YUの5人編成となった。
早速トレーニーたちが番組特製Tシャツに着替えると、YUTAら1st Round優勝メンバーの袖には番組特製バッジがつけられていた。うれしそうな5人とバッジ獲得にテンション高まるトレーニーたち。ここからは、創作バトルに挑む3チームの10日間をチームごとに追っていく。
■TAICHI率いるTeam GREEN、初日にテーマを決め歌詞制作に入る
1st Roundを欠席し、本企画に初参加となったTAICHIがリーダーを務めるTeam GREENは、最初にテーマ決めから始める。RYOTOが「“異世界転生”がいい」というと、TAICHIも賛同。音を聞いて「ここらへん、ファンタジーだよ」と感じたことを話すと、KEIが「もっと新しい世界見ようぜ」的な感じがよいと発言。すると、HALが「NEW PHASEだな」といい、Team GREENのテーマは「NEW PHASE(新章突入)」に決定した。
テーマが決まり、パート分けに入ろうとすると、YUTA率いるTeam PINKが楽しそうにメロディー作りをしているのが目にも耳にも入り、集中力を欠いてしまう場面も。それでも、トラックを確認しながら、パート分け作業に入る。
1st Roundでリーダーを経験したKEIがパート分けを提案。そんななかKEIが今回はあんまりラップをしたくないと言い出す。しかしTAICHIは楽曲制作開始時、ラップが強いメンバー、KEIとHALとKEISHINの3人がいることがチームの強みと感じていた。KEIの思いを受けたTAICHIは、一体どのような決断をするのか注目だ。
そして歌詞制作に入ったTeam GREEN。今回、KEIとTAICHIがサビ、HALとKEISHINがラップ、RYOTOとKAIRIが歌い出しやその他と、2人1組の3グループに分かれて歌詞を考え、後でつなぎ合わせる方法で進めていた。そんななかKAIRIが歌詞制作に苦悩する。
■自由に意見が飛び交い和やかにプリプロが進むも、振り付けに大苦戦
3日目は、RYOTOの誕生日祝いからスタート。そして、トラック提供者のLOARとSAS立ち会いのもと“プリプロ”に入る。プリプロとは、本番前に簡易的なレコーディングを行い、構成やアレンジなど曲の方向性を確認する作業。初日、作詞で悩んでいたKAIRIも自ら作った歌詞で録音することができた。
6日目は、2回目のプリプロへ。今までリーダーという役割を避けてきたというTAICHIは「支える方がすごい得意」ということに気づき、全ての判断は自主性に任せるスタイル。TAICHIの独特なリーダーシップで、メンバーからは自由に意見が飛び交い和やかにプリプロが進んでいく。
7日目。振り付けを担当するHALを中心に歌って踊っての通しの作業に入る。しかし、メロディーの疾走感を出すために考えた振り付けの難易度が高く、メンバーは大苦戦。何度も曲をかけ、振り付けを体に染み込ませていく。
8日目は、最終プリプロへ。RYOTOはメロディーが流れているとバッチリ歌えるのに、なぜかメロディーがないと「今遥か彼方」が歌えない。“本番がマジでこわい”というRYOTOに、メンバーは笑顔が絶えない。最後のプリプロも、笑いが絶えないTeam GREENだった。
そして9日目。KEISHINの「今日は前日なので、しっかり振りを固めて高み目指したいなと思います」という言葉通り、最終調整に入る。録画した自分たちのパフォーマンスを見返したKEIの提案で、ダンスの構成を急きょ変更。前日の変更にスタッフは心配するが、KEIは「それぐらいやってもらわないとね」と笑顔を見せた。
■YUTA率いるTeam PINK、他チームを圧倒するほど音楽を楽しむ
1st Roundに引き続きリーダーを務めるYUTAは、Team PINKのメンバーに「謎メンツすぎる」と笑顔を見せながらも、早速楽曲作りをスタート。まずはメロディー作りから始める。YUTAがどんどんメロディーを出していくと、RYOMAが「海賊みたいですね」と発言。するとYUTAが「海賊だ〜♪」とメロディーに仮の歌詞をつけながら歌い始め、とても楽しそうな様子を見せる。
そんなTeam PINKのことが、気になっている他の2チーム。すると、メンバーの発言が聞こえにくいと感じたTeam BLUEのRAIKIが、場所を移動するようにお願いしにきた。場所を移動したが、またも大盛り上がりしていると、Team BLUEが別の場所に移動。そのことをスタッフから告げられたYUTAは、「やっちゃった」と頭を抱えるのだった。
その後、Team PINKはテーマ決めに入る。クラブソングにしたいというYUTAに、RENが「海賊のクラブソング」を提案すると、閃いたYUTAが「『海賊の宴』という曲にします」と宣言。するとRYOMAが「パイレーツ オブ パレードとかどうですか?」といい、YUTAが「パレパレ」と略するとメンバーから「かわいい」と好評の声が上がった。
さらにタイトルも決めようとYUTAが率先してアイデアを出す。「It's OK♪」「Run away♪」「fly away♪」など、音に合わせて思いつくままさまざまなワードを出していき、YUTAが「OK」という曲にしようと提案。そして「遅刻しちゃってもOK♪」というと、RENが「いいじゃん、RYOMAの曲じゃん」とツッコミ。するとRYOMAが床を叩いて怒りを表現するが笑顔いっぱい。そしてYUTAが「服シワシワでもOK♪」「家のカギ閉まんなくてもOK♪」と続けるとRYOMAが大ウケした。
■率先して楽曲制作に取り組むYUTAは、今回の共作に手応えを感じる
3日目は、初日欠席だったYUが復帰。Team GREEN同様、プリプロの作業に入る。YUTAがトラックに対して希望があるとのことで、LOARとSASにリクエスト。そのアレンジしたトラックに、それぞれメンバーがメロディーを吹き込んでいく。YUがメロディーを吹き込んでいくと、歌詞があったほうがいいというアドバイスから「西日本♪」と提案するなど、YUTAが率先してアドバイスし、1時間でプリプロは終了した。
6日目。2回目のプリプロからスタート。メロディー、歌詞も確定したので、本日のプリプロで全てを録音し、微調整するという。YUTAは、YUやAOI、RYOMAの歌い方に細かく指示を出していく。チームを背負いながらも1人1人の個性を大切にしているYUTAは、「チームで作る良さが1番出てる作品だなって思います」と自信あふれる笑顔を見せた。
7日目は、振り付け開始。楽曲制作はYUTAが中心になり進めたが、振り付けはみんなで意見を出し合っていく。そんなときYUTAが頭を抱えた。“めっちゃいい”と思っていた楽曲だが、2日に1回ぐらい嫌になるという。楽曲のイメージと振り付けに齟齬が出ていたのだろう。そこで最初の一案であったニュージーランドの民族舞踊・ハカの動きを参考にするため動画で確認し始めた。
8日目。最終プリプロに挑むTeam PINKは、時間が許す限り妥協しない。YUTAが最高の1曲にするために細かく指示を出し進めていく。そしてYUTAは、「俺が思ったのとは違ったけど、そっちの方がいいなってなったりすることが結構今回多くて、それが結構このコライトの面白さだなと思いました」と、今回の共作に手応えを感じていた。
9日目は、ダンスの最終調整。順調に仕上がっていて撮れ高を気にしたRENが、YUTAがケガをしたことにするミニコントを提案。ケガをしたフリをするYUTAにRENがフォローに入り、他のメンバーに歌割りなどを提案。「全パートチェンジ、どうなるTeam PINK」と締めくくると、メンバーは大爆笑だった。
■RAIKI率いるTeam BLUE、欠席のKANTA待ちで楽曲制作進まず
早速集まったメンバーに、リーダーのRAIKIは「1位とかいいかなと思ってて、楽しめたらいいかなと思ってる」とやりたいことをやろうと提案すると、KEITOが「この人かっけえ!」と笑顔を見せた。全員で楽しい音楽作りを目指すRAIKIは、3人の意見を積極的に取り入れようとする。そしてやりたいことがあるか聞いたRAIKIに、ISANAとCOTAはラップがしたいと志願する。
トラックを確認しながらどこをラップにするか思案中、真横で作業をするチームピンクの音が大きく、COTAの声が聞きづらい。さらにKEITOから「(Team PINKの)YUTAくんのメロディーが全部入ってくる」と楽曲制作に集中できないとの声も。すると、RAIKIが立ち上がり、場所を移動してほしいとリクエスト。Team PINKを遠ざけ、再び曲作りに没頭する。
場所を移動してもTeam PINKの盛り上がりに気が散ってしまっていたTeam BLUEは、静かなところでやりたいと会議室に移動。会議室に移動したTeam BLUEはKEITOパートのメロディー作り。そして今日はこれで終わりにすると宣言する。RAIKIとしては、欠席のKANTAが合流してから一気に進めたいとの意向だ。
そして初日最後の作業としてテーマを決めることに。RAIKIから「めっちゃ自由な感じにしてもいいんじゃないかな」との提案にメンバーも賛同。テーマは「自由」に決定。「多分普通じゃないテーマではあると思うんで、ちょっと楽しみです」というRAIKIは、「これぐらい音楽で遊べる機会がないんで、それは有意義に使おうと思います」と語る。
3日目。Team PINKとTeam GREENがプリプロに進むなか、Team BLUEはKANTAが回復せずに作業をストップ。全員の意見を聞いて曲制作を進めていきたいRAIKIだったが、ISANAは自分が歌詞を書くのが遅いことを心配していることを告白。どうしよう…と悩んだRAIKIは、次までにテーマ「自由」に合うワードを考えて持ってくるのはどうかと提案し、3日目は終了した。
■KANTA復帰で初レコーディングに驚嘆 驚異のスピードで振り付けも完成
6日目、HANAの「ALL IN」を歌いながらスタジオに入るほど、メンバーのテンションが高い。KANTAがマスク姿ではあるが復帰し、ついに最初のプリプロに入れることに。まだ喉が本調子ではないKANTAの代わりに、KANTAパートはRAIKIの声で収録。初回のプリプロが終わり、「完璧でーす」と笑顔を見せるRAIKIは、あとは今から5人分の歌割りを決めて練習していくという。
ここでISANAがKANTAパートが少ないから、2つある自分のパートのひとつをKANTAにしたらどうかと提案。KANTAが「ラップを2個やりたくないんでしょ」と聞くと、強く「違う」と否定。最初からISANAはラップがしたいと志願していた。するとRAIKIが考えた歌詞「僕ちゃん」はISANAっぽいという話題に。話し合いに決着がつかなくなり、リーダーのRAIKIがISANAが「僕ちゃん」で、KANTAが「yen」にすると決める。
7日目。ダンスが得意なISANAとKANTA、2人で振り付けを制作。RAIKIがスタッフに「悩んでる風とか撮りますか」と声をかけ、そのフリをするが本当は悩みがゼロだと笑う。ISANAとKANTAのおかげで、驚異のスピードで振り付けが完成した。
8日目は、2回目のプリプロに入ったTeam BLUE。喉の調子が回復してきたKANTAが初レコーディングに挑む。RAIKIから「曲聞いた感じで1回好きにやってほしい」といわれ、歌ったKANTAの声に「スゴっ」とRAIKIが驚嘆。風邪声のKANTAだったが、「こういう発声もあるんだなっていうのは今日いい発見になりました」とけがの功名で新しい発声法を見つけ笑顔を見せた。
RAIKIのレコーディングになったとき、なぜかちょうど居合わせたTeam GREENのリーダー・TAICHIにディレクションをお願いするRAIKI。「分かった」とブースに素直に入るTAICHIも面白い。
9日目。5人が肩を組んでカメラに向かって「練習します」とアピール。RAIKIが「完璧っすね。絶好調でいけそうです」というが、KEITOはダンスが完璧ではないという。歌ってるのにとるリズムがちょっと違うといい、試しに踊ってみると、それは違うと指摘されてしまう。そんなKEITOにISANAがレクチャーし、最終調整が進んでいった。
■トラック提供者・LOARとSAS、3チーム3様の楽曲披露に歓喜
いよいよ本番当日。衣装に着替えた16人の前に、TRYANGLEマスターが登場。今回審査するのはトラック提供者のINIMIのLOARとSASだと発表され、2人が会場入りした。LOARが「今日はミスとかそういうのを恐れずにトライして、そんなものを払拭して楽しんでもらえたらなと思ってます」というと、SASも「皆さんが3チーム、どんなパフォーマンスになるか楽しみにしているのでお願いします」とトレーニーたちにエールを送る。
まずはTeam GREENが「New Phase」を披露。SASは「めちゃめちゃかっこよかったです、エネルギッシュで。自分が一緒にトラックを作っていてLOARくんと、構成だったりがすごいイメージに近い感じで、めちゃくちゃ素敵な楽曲になったと思います。最高でした」と絶賛すると、LOARも大きくうなずき「素晴らしい」と拍手で称えた。
続いてTeam PINKが「OKAY!」を披露。SASが「めちゃくちゃかっこいいですね」と笑顔を見せると、LOARが「輪郭の出し方がすごい素晴らしいなと思って、ビビッドなピンクだなと思って、メンバーの中でも工夫したりっていうか、なんかあったんすか」とメンバーに問う。
その問いにYUTAが「基本もうふざけながら全部振りを作ったので、そのふざけた時の楽しかった思い出とか、そういうのがビビッドなピンクを生み出したんだと思います」というと、RENが「ふざけてることを本気で真面目な顔してやろうって話をしてて、真剣にふざけてみました」と続け、SASもLOARも納得の様子で拍手を送った。
ラストはTeam BLUEで「Stay Free」。LOARが「激しさの中にも淡い光を見てるというか、そういう瞬間が1人1人の中に見えたりして、力強いだけじゃなく、そういった部分も感じられました」というと、SASは「サビのメロディーが最初すごいキャッチーからのラップの畳みかけるかけ合わせがめちゃくちゃカッコいいなと思って、ダンスもかっこよかったです」と絶賛した。
■優勝チーム決定に、メンバー笑顔もYUTAが涙声
いよいよ優勝チームの発表。INIMIの2人が選んだのはTeam PINK。LOARは「いい意味でものすごく裏切られたというか、そんなアイデアも出てくるんだっていうところから、コレオがさらに入って、さらに自分たちらしく楽しくっていう、そのもう1つのスパイスを加えてやられてるところに、見てる側としてもすごく食らってしまいました」とコメント。
1st Roundに続きYUTA率いるチームが優勝を手にした。YUTAはメンバーに対し「結構バンバン言っちゃって大変だったかなとも思うし、ホント申し訳なかったところもすごい多いんだけど、それでもこうやってついてきてくれたし、一緒に支えてくれたから、だから(優勝)できたかな」と話すと、込み上げてくるものがあり涙声になっていた。
なお、Hulu特別版「the BACKANGLE」では、本企画に参加した16人が全てを終えての“今の気持ち”を独白する映像も配信中。ひとりでカメラに向かうからこその本音を語る様子を見ることができる。
◆構成・文=綱島深雪

