比嘉愛未“光井”が出産の危機を救う、「諦めない」という強い思いに感動<ファーストクライ 母子救命救急班>

比嘉愛未“光井”が出産の危機を救う、「諦めない」という強い思いに感動<ファーストクライ 母子救命救急班>

慈愛に満ちた表情を見せる光井(比嘉愛未)
慈愛に満ちた表情を見せる光井(比嘉愛未) / (C)日テレ

比嘉愛未が主演を務めるドラマ「ファーストクライ 母子救命救急班」(毎週水曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第1話が7月8日に放送された。秘密裏に結成された母子救命救急班を率いることになった産婦人科医・光井(比嘉)。第1話から、ファーストクライ=産声が響くまでの緊迫した展開に見入った。(以下、ネタバレを含みます)

■行き場を失ったワケあり妊婦たちを救う産婦人科医たちの奮闘を描く

本作は、日本屈指のセレブ病院で秘密裏に結成された、新たな命を守り抜く母子救命救急班の奮闘を描くメディカル・エンターテインメント。

主演の比嘉が演じるのは、チームの要となる卓越したスキルを持つ産婦人科医・光井明希。片耳に難聴を抱えながらも、誰よりも赤ちゃんの産声を聞くことに執着する、たたき上げのスペシャリストだ。院長の特命により、行き場を失ったワケあり妊婦たちを無償で救っていく。

ほか、光井に強引に誘われて母子救命救急班に参加する産婦人科専攻医の永坂海斗役を松島聡(timelesz)、特定妊婦を支援するNPO法人「HOME うぶごえ」の代表で、光井の親友・羽鳥美咲役を徳永えり、光井が勤める聖フィオナ病院のコンシェルジュ・成宮忍役を前田敦子、ベテラン助産師の倉田千広役を山村紅葉、麻酔科医・藤堂直樹役を岡部たかし、新生児科医・富永航役を濱正悟、聖フィオナ病院院長・神谷玲子役を真矢ミキが演じる。

■こぼれ落ちる命のために…セレブ病院に「口外禁止」の秘密の部署が誕生

3カ月前、カンボジアの世界一忙しいといわれる産婦人科病院にいたところを、神谷にスカウトされたという光井。貧しい妊婦のための病院から、富裕層に向けた病院へ。その背景には、神谷が立ち上げた母子救命プロジェクトがあった。

光井は明るくカラッとした性格で、年上にもため口が飛び出る。そんな光井の「立ち止まっている間にいっぱい命がこぼれ落ちます。偽善なんですよね。その偽善、歯を食いしばってやってやりましょう」という言葉に背中を押され、神谷は理事会で検討中だったプロジェクトを試験運用というかたちで進めることにした。ただし、これまでのターゲットである富裕層の客にはまだ理解を得られていないことから「口外禁止」だ。

チーム編成を任された光井は、まずは前日の未受診妊婦・真田明日香(寺本莉緒)の対応に巻き込んだ永坂を指名。同じく明日香の出産を手伝った倉田と、神谷に命じられた成宮も通常業務と兼務することに。

そして光井は、藤堂も引き入れようと画策するが、フリーランスの藤堂はリスクを考えて拒否した。

■未受診妊婦とセレブ妊婦の同時オペ、光井は決断を迫られる

出産のあと行方をくらました、いわゆる“生み逃げ”だった明日香が羽鳥のNPO法人で保護され、永坂と会いに行った光井。そこで3日前に来たという別の未受診妊婦、宍戸恵(白鳥玉季)の様子が気になった。光井は病院に連れて行き、診察をすると、妊娠8カ月で妊娠高血圧症候群が進んでいることが分かった。身寄りがない恵に光井は「1人にはしませんから」と寄り添い、入院させる。

その恵が頭痛の症状で倒れる。高血圧により胎児が危険な状況だと判断した光井は、緊急帝王切開を決断する。

恵を手術室へと運ぶ途中、無痛分娩で出産予定のセレブ妊婦・一ノ瀬由紀(團遥香)が苦しんでいたところに遭遇。光井がお腹を触診すると、常位胎盤早期剝離の可能性があった。

病院にいる医師は分娩対応中で、他の医師には業務外の母子救命救急班のオンコール(緊急呼び出し)はできない。そこへもともと由紀を担当する予定だった藤堂がやって来た。藤堂は「彼女のオペなら付き合ってやってもいい。どっちを優先するんだ」と光井に迫る。

光井は、由紀のオペは新人の永坂に任せ、自分は恵を担当。永坂のほうには藤堂が、光井のほうには富永がサポートに入った。

隣り合うオペ室で帝王切開の手術が始まった。ところが、大量出血に驚いた永坂が逃亡。光井は恵の手術を成功させ、由紀のオペ室に移動するが、その直後、恵も大量出血で危機に陥った。

オペ室に緊張と動揺が交じり合う。そこに光井の「諦めない!絶対に」という声が響き渡った。由紀の胎児を取り出そうとしていると、神谷が現れた。永坂は「僕にできることは代わりの医者を見つけること」と呼びに行ったのだ。由紀の手術は神谷が引き継ぎ、光井は恵の対応に戻った。

■光井の出生の秘密が明らかに

光井は看護師も驚く技量で処置をするが、恵は心停止してしまう。「1人にしないで、赤ちゃんを!」「戻って来て」と呼び掛けながら心臓マッサージする光井。その諦めない思いは通じた。

SNSには「手術シーンは感情移入しすぎて泣いてしまいそうになった」「1話でギュッとつかまれてしまった」「泣きすぎた」「すごく考えさせられる」「当たり前の命なんてないんだよね」「こういうドラマ観たかった」といった声が寄せられた。

ファーストクライ=産声が聞こえる瞬間は、ドラマといえど感動が押し寄せる。第1話から緊迫と感動の展開だったが、ラストでは光井が生まれてすぐにコインロッカーに捨てられたことが判明。かつて社会問題になった「コインロッカーベイビー」。冒頭にあった描写は光井自身だったのだ。そこから、光井が幾度となく発した「1人にしないで」というせりふの重みがより大きなものとして胸を打った。

光井は自分を捨てた母を探すと羽鳥に明かしたが、本作の縦軸の一つとなっていきそうだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部






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