初めて義実家に泊まることになり、少し緊張しながら案内された部屋へ向かいました。ドアを開けた瞬間、目の前に広がっていたのは想像とはまったく違う光景。さらに夜、横になろうとした私が枕元で見つけたものに、思わず眠れなくなってしまったのです……。
義実家の枕元にあったのは…
50代の義母はとても明るくてやさしい人です。しかし、昔から片付けが苦手で、義実家には物がたくさん置かれていました。
義実家へ到着して、最初に驚いたのは玄関です。義母が大好きなキャラクターの大きなぬいぐるみが、床にたくさん置かれていました。私には床に転がっているように見えたのですが、義母は「大きいけど、ここに飾るとかわいいでしょ?」と笑顔で説明してくれました。
来客用のスリッパも、スリッパ立ての横に山積みの状態。私はその中から、手探りで左右一組を探したのですが、長い間使われていなかったのか、うっすら埃をかぶっていました。それでも私は「泊まる場所はそれなりに片付けてくれているはず」と思っていたのです。
ところが、案内された部屋を見て言葉を失いました。そこは、すでに結婚して家を出ていた義姉の部屋。床には義母が畳みきれなかった洗濯物が積まれ、食べかけのお菓子の袋まで置かれています。足の踏み場を探すのも大変な状態でした。
さらに驚いたのはベッドです。服や箱、日用品などのさまざまなものが積み上がっていて、とても人が寝られる状態ではありませんでした。私が戸惑っていると、悪びれる様子もなく、「ごめんね! 私、片付けが苦手でさ! 今日は工夫して寝てね!」と笑いながら言う義母。私は思わず夫の顔を見ましたが、夫は子どものころから見慣れている光景だったようで、特に驚いてはいませんでした。
結局、その日は床に夫が以前使用していた布団を敷いて寝ることになったのですが、そこでさらに衝撃を受けます。部屋の扉を閉めると、独特のにおいがこもっていたのです。
なんのにおいかわからないまま横になったところ、枕元には、1リットル入りの醤油ボトルが置かれており、なぜかフタが半開きになっていました。なぜ寝室に醤油があるのかもわからず、私は気になってしまいなかなか眠れませんでした。初めての義実家宿泊は、緊張よりも驚きの連続だったのです。
義母に悪気はありません。今でも会えばやさしく接してくれますし、私たち家族のことも大切にしてくれています。ただ、片付けに対する価値観だけはどうしても理解できませんでした。その出来事以来、義実家へ行く際は、基本的に日帰りにしています。初めての義実家のお泊りは想像していたものと大きく違いましたが、育った環境が違うと、当たり前に感じることも違うのだと実感した出来事でした。
著者:佐藤舞花/30代女性/2021年生まれ、2025年生まれの娘、夫の4人暮らし。作業療法士として医療現場で7年間勤務後、出産を機に退職。現在は在宅で仕事に取り組んでいる。趣味は断捨離と掃除。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

