
加藤清史郎が主演を務めるドラマ「スピナーベイト」(毎週火曜深夜1:30-2:30、フジテレビ系/FODでも配信※関東ローカル ※第2、3話は1:50-2:20、第4話以降は1:45-2:15)の第2話が、7月7日に放送された。三井(加藤)が所属する“スピナーベイト”とヤクザの関係性や、三井と同じくヒエラルキーの最下位だった内(萩原護)が衝撃の行動に出る展開が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■ヒエラルキーに縛られた少年たちの日常を描くクライム・サスペンス
本作は、漫画「セトウツミ」やアニメ「オッドタクシー」(2021年)のオリジナル脚本、ドラマ「シナントロープ」や「ホウセンカ」の原作・脚本、週刊ヤングジャンプにて連載中の漫画「カミキル-KAMI KILL-」(原作)などを手がけるクリエイター・此元和津也氏の同名漫画を原作にした青春クライム・サスペンス。
主人公が所属する抱月北高校フィッシング部の実態は、“スピナーベイト”と名乗る恐喝まがいの自警団だった。強引に犯罪を取り締まり、稼いだポイントによって絶対服従の序列が決定する。そんな組織だと知らずに入部してしまった平凡な高校生・三井宏太は、いまだゼロポイントの序列最下位。
そんなある日、町で連続殺人事件が発生する。なりゆきで犯人を追うことになった三井は、事件の渦中に放り込まれていく。事件を境に“スピナーベイト”内の序列も変化し、人間関係が歪に絡まっていく中、傍観していた三井は事件の核心に迫るにつれ、次第に当事者として現実に向き合うように。ヒエラルキーに縛られた少年たちの日常の裏で、巧妙に散りばめられた違和感が姿を現していく。
■狙われる高橋…そしてヤクザ・英二が寺山に突きつけた不気味な脅迫
連続殺人事件の犯人の手帳を拾ったという謎の男・吉見(駿河太郎)から、次の標得がスピナーベイトの1人・高橋(吉澤要人)だと知らされた三井。それとなく過去の被害者に覚えがないか探りを入れるが、高橋は知り合いではないという。
一方、スピナーベイトのリーダー・寺山(奥野壮)は、組織を取り締まる亀貝組の舎弟・英二(仲野温)から呼び出されていた。横柄な態度で目の前のパスタを食べ散らかす英二は、寺山に対し「リストの1割と金を抜いて先に持ってこい」と要求。さらに、「もし警察が先に犯人捕まえちゃったら…」と手で作った銃を自らのこめかみに当て、寺山を脅すのだった。
英二との一件で苛立つ寺山に、新部員の清野(伊藤あさひ)が同級生から得た連続殺人事件の情報をもたらす。そこで聞かされたのは、夜中に事件現場となった河川敷で誰かを背負う50代くらいの男性を見たという新事実だった。
■「おれはオメガ個体なんだ…」虐げられる内の涙と、吉見の不穏な目論み
屋上では、三井と同率最下位の内が暴行を受けていた。動揺する三井に、内は「三井もゼロポイントだよね? 知ってる? 魚の世界にもいじめはあるんだってさ…。群れのなかで発生した序列の最下位を、オメガ個体っていってね、群れを維持するための必要悪なんだって」と悲しき序列について語る。そして血まみれの顔に涙を流しながら、「おれは…群れから虐待されるために存在するオメガ個体なんだ…死にたいよ…」と悔しさを噛みしめるのだった。
そんな中、三井は謎の男・吉見と再会。高橋は被害者と面識がなかったと伝えると、吉見は「犯人とスピナーベイトの関係性を探るべきだな…どうにか接触できないかな、元締めの亀貝(吉村界人)と」と不穏な考えを明かす。
■亀貝による恐怖の拷問…スピナーベイトの深き闇
一方、廃工場に呼び出された寺山は、過去にスピナーベイトが捕まえた男が拷問されている現場を目撃する。男は英二に仕事を依頼されたが、「警察に言う」と脅したため拷問を受ける羽目となったのだ。
暴力はダメだと低い声で諭す亀貝だったが、「魚は傷みを感じないという説があります。それは人間の概念で、痛みだと認めてもらえないだけじゃないでしょうか。魚も本当は苦しんでるのに…。私は人の痛みを大げさに想像する方で、目を開けていると身が持たないんです」と淡々と話し、「傷みを感じる暇もないくらい即死でお願いします」と告げる。
その時、英二が運転する機械が動き出し、男は一瞬で殺される。亀貝は「こんな面倒なことはまっぴらなんだよ。次は大目玉くらわすぞ」と寺山に忠告するのだった。
■震える手で向けたナイフ…内がポイント獲得で最下位脱出、取り残された三井
一方、内は路地裏で立ち小便をするサラリーマンに声をかける。そして、震える手でナイフを向け脅すという衝撃的な行動に出る。
翌日、休み時間になるといつもの屋上へ駆けあがる内。追いかけた三井が見たのは、寺山にサラリーマンから回収した金と個人情報のリストを渡し、ポイントを獲得する内の姿だった。これにより、三井は単独で最下位となってしまう。
■冷酷なヤクザの描写に戦慄広がる 内の変貌に「三井がいじめの対象に?」と不安の声
スピナーベイトを仕切る亀貝組の恐ろしい実態が描かれた今回。SNSには「亀貝さんの言葉が怖すぎて…」「リストを渡されたらヤクザの言いなりってことか」「一瞬で殺されるシーントラウマになりそう」と戦慄の声が集まった。
また、内がついにポイントを獲得し、三井が単独最下位になる展開には、「2人の友情関係も変わりそう」「いじめの対象は三井になるの?」「内くん怖いな…」と、今後の行く末を案じる不安の声が寄せられている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

