学校に連絡することに
この日、取引先から直帰してきた誠二には、すぐにこの話をしました。筆箱と鉛筆の状態を見た時の顔は忘れられません。
「ひどいな。それで、担任には連絡したのか?」
私は涙を拭いながら、決意を口にしました。
「今から電話する。相手の子にはきちんと指導してほしいし、保護者にも必ず報告してほしいって伝えるよ」
誠二は黙って頷いた。金曜日の夜は長く、そして重く沈んでいました。
あとがき:ママの涙と、筆箱に刻まれた悪意
「まさかうちの子が」。この衝撃と絶望感は、きっと多くのお母さんが経験する、一番恐ろしい瞬間ですよね。筆箱のボロボロの様子は、まるでななちゃんの心をそのまま映しているようで、胸が張り裂けそうになります。ななちゃんより先に泣いてしまったかえでさんの気持ち、痛いほどわかります。この状況を前に、冷静でいられる母親なんていません。でも、すぐに「先生に電話する」と決意したかえでさんの強さが、ななちゃんを守る第一歩。金曜日の夜の重い空気、想像するだけで苦しいです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

