車道の真ん中で見つかった幼い兄弟猫。保護当初は衰弱し、人にもなかなか慣れなかった2匹は、安心できる家で少しずつ心を開いていきました。

引用元:@raden108s
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@raden108sさんの愛猫たち。写真左から、兄弟猫・ジタンくん、ダヤンくん(ともに、撮影時生後推定2カ月)です。
写真は、保護当時の2匹。弟猫のダヤンくんの隣で、兄猫のジタンくんは周囲を警戒しているようにも見えます。

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出会いは、2025年9月8日の夜でした。飼い主さんは、月がきれいだったことをきっかけに、ドライブを兼ねて食事を買いに出かけたそうです。
その道中、車道の真ん中にいる2匹の子猫を発見しました。1匹は弱っていたのか動かず、もう1匹はそのコを気にして、何度も車道へ飛び出していたといいます。

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2匹は衰弱しており、人の手ですぐに捕まえられる状態でした。さらに、ダヤンくんはしっぽがちぎれかけ、5cmほど壊死していたそうです。
飼い主さんの家には、すでにたくさんの猫が暮らしていたため、保護するかどうか迷ったといいます。それでも「2匹とも車にはねられたら……」と思うと放っておけず、葛藤の末に2匹を保護。動物病院に連れていくと、2匹が生後2カ月ほどの兄弟猫だとわかりました。

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保護当初の2匹は人への不信感があったのか、車道で怖い思いをしたためか、なかなか人に慣れませんでした。先住猫たちにも強い恐怖心を見せたため、隔離期間を長めにとったそうです。
飼い主さん:
「ダヤンのケガの状態を確認したり、ゴハンをあげようと手を伸ばしたりすると、ジタンはダヤンを守るように猫パンチや威嚇をしていました。ダヤンは怖がって、ブルブルと震えるばかりでした。
これまでにも猫を保護してきましたが、2匹が慣れるまでには、どのコよりも長い時間がかかりました」

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保護当初は弱い姿を見せず、気を張っているように見えたジタンくん。しかし、人や先住猫たちに慣れ、家が安心できる場所だとわかったのか、張り詰めていたものが切れたように甘えるようになりました。
飼い主さんはその姿を見て、「外にいたころは、お兄ちゃんとしてずっとダヤンくんを守っていたのかもしれない」と感じたそうです。
初めてのどをゴロゴロと鳴らして甘えてくれたときのジタンくんの表情に、飼い主さんは胸がギュッとなったそう。そのときの顔は、今も一番印象に残っているといいます。

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保護から8カ月が経ち、取材時には生後10カ月になった2匹。先住猫たちともすっかり打ち解け、ほかのコにくっついて眠ったり、飼い主さんの膝の上に2匹で乗って甘えたりしているそうです。
「うちのコになってくれて本当によかった」
引用元:@raden108s
2匹を保護した翌日は大雨となり、2匹がいた道路は冠水していたそうです。
月のきれいな夜、たまたま食事を買いに出かけ、あの時間にあの道を通ったからこそ出会えた2匹。少しでも時間がずれていたら、車にはねられていたかもしれません。
飼い主さんは今もその道を通るたび、保護したときのことを鮮明に思い出すといいます。

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最後に、ジタンくんとダヤンくんへの思いをこう話してくれました。
飼い主さん:
「見つけたのが2匹の亡き骸ではなくてよかった。そんなことを思うと、やはり奇跡的な出会いに感謝しかありません。
大切な命が2つ。あのとき出会えて、うちのコになってくれて本当によかったと思っています。ずっと大事にするので、安心して心置きなく、一緒に暮らそうねと思っています」
写真提供・取材協力/@raden108sさん/X(旧Twitter)
取材・文/二宮ねこむ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2026年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
