
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第75回が、7月10日に放送された。直美(上坂)に看護婦を辞めるよう告げられたりん(見上)の元へ、捨松(多部未華子)が訪れる様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■「看護婦辞めな」直美、りんのことを思い厳しい宣告
直美は、多江(生田絵梨花)とトメ(原嶋凛)の前で「りん。看護婦辞めな。りんの事情は患者さんには関係ない。外科看護婦取締として今のりんには看護婦として働いてもらうわけにはいきません」と冷酷とも思える宣告を下す。誠実に看護ができていると思うのか、ずっと苦しんでいるのではないかと問い詰められたりんは、「でもそれじゃ…それじゃ生きていけない!誰より直美さんが知ってるでしょ?私が働かなきゃ、環も母上も生きていけない…」と声を荒げ、そのまま詰所を飛び出してしまう。
「あんな風に言わなくても…」とうろたえるトメに対し、多江は「あんな風に言わなきゃりんさん辞められない」と直美の真意を代弁する。直美の目からは、誰よりも悲しそうな涙があふれていた。

■りんのために奮闘するシマケンに、槇村が突きつけた言葉
一方、シマケン(佐野晶哉)はりんの力になりたい一心で、当初は乗り気ではなかった書評の仕事を次々と書き上げていた。その急変ぶりに、槇村(林裕太)から理由を問われたシマケンは、「看護婦、苦しそうんだ。でも彼女辞められないだろ。書評なら細い大黒柱くらいにはなれそうだ。そしたらりんさん無理しなくても…」と思いを語る。
しかし槇村は「大体お前、りんさんに細い大黒柱になってくれと頼まれたのか?」と詰め寄る。さらに、「りんさんのために、小説本当に諦められるのか?お前自身が納得いくもの、まだ一作も書けてないだろ?人のために自分を諦められるような人じゃないよ。諦められるほどまだ何もしてない」と、友人として、そしてライバルとして、目を覚まさせるような厳しい言葉を言い放つのだった。

■窮地のりんに捨松が差し伸べた「新潟行き」という新たな道
病院を飛び出したりんは、看護服姿のままかつての職場・瑞穂屋へたどり着く。店主・卯三郎(坂東彌十郎)にまた働かせてほしいと頭を下げるりんだったが、卯三郎は「なぜうちを辞めて看護婦になったんですか?私があてがうことができるお仕事は、環ちゃんを女学校へやれるほどの給金を支払えるものではありません」と、現実の厳しさを告げる。
途方に暮れて家へ戻ったりんを出迎えたのは、捨松だった。命と向き合うことが怖くなってしまったというりんの本音を聞いた捨松は、「ならば場所を変えてみてはどうです?」と提案する。実は、直美からりんの状況を事前に相談されていた捨松は、新潟の上越にある女学校の舎監のポジションを見つけ、打診しに来てくれたのだ。しかし、新潟という遠方の地、そして何より家族と離れ離れにならなければいけないという過酷な条件に、りんは表情を曇らせるのだった。
■「新潟行っちゃうの?」直美の優しさに感動の声の一方、りんの今後に不安の声
りんが直美から非情な宣告を受け、捨松から新潟行きを提示された今回。SNSには「直美ちゃんは先に捨松様に相談してくれていたんだね…」「環ちゃんまだ小さいもん。悩むよね…」「誰よりも泣いてる直美ちゃんにもらい泣きしてしまった」「本当に新潟行っちゃうの?」と、それぞれの境遇に寄り添うコメントが相次いだ。
一方、りんのためにがむしゃらに稼ごうとするシマケンと、それを引き留める槇村のやり取りには「シマケン、りんちゃんのためにできることを一生懸命探したんだろうな…」「槇村くんはいつもビシッと言ってくれる親友だよね」「小説書くこと諦めないで欲しいな」と、熱い友情を応援する温かい声が集まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


