
天海祐希主演のヒット作、2004年のドラマ「離婚弁護士」(フジテレビ系)が現在、FODで順次無料配信中。第1話から、強くてカッコよく、それでいて人情派な天海祐希の魅力あふれるキャラクター・間宮貴子が大活躍。22年前のドラマだが、視聴者からはさっそく「こういう人こそ今の世にいてほしい」の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
■間宮貴子、渉外弁護士から離婚弁護士へ
天海祐希といえば“理想の上司ランキング”や“スーツの似合う芸能人ランキング“といった調査で上位常連、“仕事のできるかっこいい女性”の代表格だが、そのイメージの始まりはこの「離婚弁護士」かもしれない。1995年に宝塚歌劇団を退団した彼女にとって、その後のキャリアを決定づけた“最初のブレイク作”といえる作品だ。
大手弁護士事務所を飛び出したものの古巣の妨害に遭ってスタートでつまずいた渉外弁護士・間宮貴子(天海)が、不本意ながら離婚訴訟をはじめとする家事事件を扱うことに。依頼人との交渉を通して、弁護士という仕事を改めて見つめ直していく――というリーガルヒューマンドラマだ。
無料配信中の第1話では、独立を決意した貴子が古巣の妨害のせいで孤立し、引くに引けずにしぶしぶ最初の離婚弁護を引き受ける展開が、第2話では、別れた相手から慰謝料をとりたいという女性・奈緒(中越典子)の代理人を引き受ける展開が描かれている。
■独立初日、スタッフは軒並み出社拒否
スーツ姿にハイヒールでビシッと決めて、新たな挑戦に漕ぎ出した貴子。だがその開業初日、雇った弁護士やスタッフが一斉に姿を消し、古巣事務所による妨害工作があったことを知る。
将来の見通しどころか、来月の事務所の家賃のめどすら立たない状況だ。ショックで、途方に暮れる貴子。だがそんな不安はおくびにも出さず、「こうなったら、やるしかないわね」と肩で風を切って歩き出す。決してパーフェクトではなく弱い部分もしっかりあって、それでも自分を信じて前だけを見て突き進む。そんな貴子の親しみあふれる強さにホッとさせられる…。そんなストーリーが第1話から展開される。
■「私、嫌なんですよ。やらないで後悔するのが」
なかでも、長年のモラハラに耐えかねて離婚を決意した女性・恭子(宮崎美子)に自身の信念を語るシーンが出色だ。和解か、裁判か…その決断を迫られ悩む恭子に「先生ならどうなさいますか?」と尋ねられ、貴子はこう答える。
「もちろん戦います。何かを得ようとしたら、それ相応の痛みはつきものです。勇気だって問われます。正直、つらいと思うこともあります。でも私、嫌なんですよ、やらないで後悔するのが。だったら、怖くても突き進む。そして後悔しないために、とにかく頑張る。それが私のやり方なんです」。悩みも不安も全部抱え、そんな自分にため息をつきながら、それでも貴子は前進をやめない。
第1話から未完成の魅力たっぷりの貴子のキャラクターが存分に描かれた「離婚弁護士」。無料配信がスタートすると、さっそく視聴者から「間宮弁護士かっこよすぎ」「シゴデキだけどあったかい、今の世にこそいてほしいキャラ」の声が上がった。
なお、FODプレミアムでは「離婚弁護士」が最終話まで視聴可能。内心ボロボロながらも新たなスタートを切った間宮貴子が、依頼人の思いに寄り添う弁護士として成長していく姿を一気見することができる。

