由美さんは、夫の聖也さんと1歳半になる娘・こころちゃんとの3人暮らし。現在、第二子を妊娠中です。夫は自分を「気配りじょうず」だと思っていて、育児には積極的に参加してくれます。しかし足りない面も多く、険悪な雰囲気になることもしばしばです。
ある日、由美さんは夫と一緒に、友人のミズキさんのホームパーティーへ。しかし失言したことで、ミズキさんからノンデリ認定されてしまった夫……。名誉挽回のため気配りじょうずなミズキさんの夫・コウさんの行動をまねし、みんなから褒められた夫は、「相手が喜んでくれるうれしさ」を思い出したのでした。
見習った気配りを続けた結果、夫は同僚からも褒められます。しかし先輩は夫と同僚が不倫関係だと勘違い。同僚が「ノンデリが過ぎる」と先輩を指摘し、先輩も言い返すように彼女をたしなめたことで、険悪な雰囲気に……。すると夫は気を利かせてちょっとした作り話をし、先輩と同僚の険悪な雰囲気を消すことに成功したのです。
ついに本物の気配り上手になれたと思った夫は……。
「『気配り』最高すぎるだろ!」
職場で自然な気配りができて、しかもそれを相手に褒められて感謝されたことで、上機嫌になった夫。妻の由美さんにも好物を買って帰ることにしました。
そして、帰宅すると早速気配りじょうずを発揮。
「俺、こころと風呂入ってくるよ」
「えっ、助かる」
「あとこれ、お土産に由美が好きなデザート買ってきた!」
「え、お土産まで!?」
次々続く気配りに由美さんは喜んでくれているようですが、お土産のプリンを見て困惑します。
気配りはありがたいけれど…








「妊婦へのお土産が……アルコール入りプリン……!」
せっかく買ってきてくれましたが、妊娠中でアルコールを気にしている由美さんは、食べることができません。由美さんはそのことを伝えつつ、「でも買ってきてくれたことはうれしかった、ありがとう」とお礼を言います。
しかし夫は、せっかくの気配りが失敗してしまったことに気落ちし、すっかり拗ねてしまったのです。
あのホームパーティー以来、明らかに気が回るようになった夫。しかし今日のように不発だったとき、こんなふうに毎回すねられるのはダルいし、わずらわしい……と、由美さんは思ってしまったのでした。
◇ ◇ ◇
よかれと思ってしたことが相手の期待に沿えなかったとき、落ち込んでしまうのは自然なことですよね。しかし、そこで拗ねてしまうと、自分が気を使った相手にかえって気を使わせてしまうことになります。
失敗したときこそ、「次に活かせばいい」と前向きに受け止める姿勢が、気配りを続けていくうえでも、良好な関係を保つうえでも大切なのかもしれませんね。
また、妊娠中のアルコール入りプリンについては、絶対に食べてはいけないということはなく、風味づけ程度の少量なら赤ちゃんに影響が出てしまうとは考えにくいとされています。ただし、どれくらいの量が入っているかはわからないので、やめておいたほうがいいでしょう。
また、もし赤ちゃんに何かあったとき「あのとき食べなければよかった」と後悔することのないよう、食べるのを控えておいたほうが安心です。パートナーや周囲の人に、アルコールを控えていることをあらかじめ伝えておくことも、大切ですね。
監修者:助産師 関根直子筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
著者:マンガ家・イラストレーター ミント

