
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、AIツールなどを使って車や日常あるある漫画を手がけているめかにっくさんの『意図を汲むことの難しさ…』だ。
そもそも“めかにっく”さんは毎晩ゲーム配信している半機械生命でVTuberのキャラクターで、漫画『意図を汲むことの難しさ…』では“車のバックモニター”に関する会話の齟齬(そご)が描かれている。
以前めかにっくさんのX(旧Twitter)に投稿されると、2000以上の「いいね」を獲得。そこで作者のめかにっくさんに、AIツールによる制作を始めったきっかけや、同作の注目ポイントについて話を伺った。
■「バックモニターの調子が悪い」と言ってくる客…正常に作動するのに、なぜか激怒?

ある日、車の修理をおこなっているめかにっくさんのもとに「バックモニターの調子が悪い」という客が。そして、実際に乗車して座席のモニターを確認したところ、正常に車の後方が映る模様。しかし、客が「違う!」「これだよ!」と怒鳴りながら指さしたのは、後部座席用のモニターで…。読者からは「さすがに説明不足すぎる」「言われた人が不憫でならない」などの声が上がっていた。
■AIツールを使い始めたきっかけとは?

――AIツールを使って漫画を作成するようになったきっかけをお教えください。
もともとXを見ている中で、AIを活用した素敵なイラストが流れてくることがあり、自分もAIを使ってイラストを作成し、自分の考えや好きなものを表現できないかと思ったのがきっかけです。
最初はイラストのみを投稿していたのですが、最近はAIツールの進化によって、漫画のような複数コマの表現もしやすくなってきました。
イラストだけでは伝えきれなかった感情の流れや、日常のちょっとした出来事、ツッコミのようなものも漫画形式なら表現できると思い、少しずつ漫画として作成するようになりました。表現の幅が広がったことが、漫画制作を始める大きなきっかけになりました。
――『意図を汲むことの難しさ…』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
便利になったAIツールですが、やはり一度の指示で完璧に思い通りのものが仕上がるわけではありません。こちらの意図をうまく伝えるために、指示を何度も調整したり、出力された画像を見ながら修正点を考えたりしています。
また、完成までにはAIで生成したものをそのまま使うだけではなく、Photoshopで切り貼りしたり、細かい部分を修正したりする作業も行っています。
特にこだわっているのは、表情です。シーンごとに驚き、困惑、ツッコミ、諦めなどの感情が伝わるように指示しているので、表情の変化にも注目して見ていただけると嬉しいです。
――話は少し逸れますが、めかにっくさんはVTuberとしても活動されていますが、始めた経緯もぜひお聞かせください。
イラストや漫画を作っていく中で、「めかにっく」というキャラクターが少しずつ自分の中で形になっていきました。その中で、静止画として見せるだけではなく、このキャラクターが実際に動いたらもっと面白いのではないかと思ったことが、VTuber活動を始めるきっかけです。
最初は動画として動かすことも考えたのですが、思い通りに見せるための指示や制作コストの面で難しさがありました。それなら自分でキャラクターを動かせるようにすればいいのではないかと思い、キャラクターを動かす方法を勉強しながら、なんとか配信できる形までたどり着きました。
現在は、ゲーム実況をメインに配信しています。上手なプレイを見せるというよりは、初見プレイで驚いたり焦ったりしながら、視聴者の方と一緒に楽しめるような配信を目指しています。
――読者へメッセージをお願いします。
ここまで読んでいただきありがとうございます。これからも、めかにっくワールド全開で、漫画やイラスト、ゲーム配信などを発信していきたいと思っています。
AIならではの面白さや、思い通りにいかないからこそ生まれる楽しさも含めて、見てくださる方に少しでも笑っていただけたら嬉しいです。今後の活動もぜひ楽しみにしていてください。

